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令和4年第2回定例会(第3日目) 本文 開催日: 2022-06-10
令和4年第2回定例会(第3日目) 名簿 開催日: 2022-06-10

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  1. 山武市議会 2022-06-10
    令和4年第2回定例会(第3日目) 本文 開催日: 2022-06-10


    取得元: 山武市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-30
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 ◯議長(能勢秋吉君) おはようございます。ただいまの出席議員は全員です。よって、本日の会議は成立いたしました。  これより、本日の会議を開きます。  なお、職員による議場内の写真撮影を許可しております。               午前10時00分 開議   ──────────────────────────────────── 2 ◯議長(能勢秋吉君) 日程第1 一般質問を行います。  はじめに、れいわ、小川一馬議員の代表質問を許します。  小川一馬議員、御登壇願います。  小川議員。 3 ◯10番(小川一馬君) 皆さん、おはようございます。ただいま、議長より発言の許可をいただきました、議席番号10番、小川一馬です。令和4年第2回定例会において、会派れいわの代表質問を行います。  はじめに、新型コロナウイルス感染症の影響やロシアによるウクライナ侵略、そして、世界中で、物価高騰が起きている中で、経済的にも、精神的にも大変御苦労されている方々が、たくさんおいでのことと思います。全ての皆様に、この場をお借りいたしまして、心よりお見舞いを申し上げます。  では、ただいまより、通告どおりに質問に入ります。  まず最初に、質問1、山武市の海岸について、6点、それぞれ担当部長にお聞きをいたしますが、どれも全て市政に関わり、重要でありますので、最後にまとめて、市長にお伺いをさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。  市のホームページを開きますと、「海と緑、人が集い」と載っております。まさに山武市は、海があり、豊かな緑もあります。また、肥沃な農地も広がっております。そういう自然豊かな風光明媚、また、空港にも近いという立地条件を満たしている地域であり、まさしくポテンシャルの高い山武市であると思っております。まさに、山武市の一丁目一番地の資源は、改めて、海と再確認をさせていただきました。  市民の方々の認識は、いかがでしょう。また、議場内の皆さんの御認識は、どうでしょうか。  山武市の一丁目一番地の資源であります山武市の海岸について質問いたします。  最初に、海水浴場の今後の在り方について伺います。  現在、山武市では5か所の海水浴場を開設していると思います。今後の山武市海水浴場の在り方について、どのような方向性を考えていますか。部長にお聞きいたします。 4 ◯議長(能勢秋吉君) 産業振興部長。 5 ◯産業振興部長(中村洋一君) お答えさせていただきます。
     先日の齋藤昌秀議員の関連質問でも、少し触れさせていただきましたが、地元地域の皆様と市観光協会と十分な話合いを重ねた上で、今後の海岸の有効的な活用方法に関しては、5か所の海水浴場の開設の在り方も含めて、検討してまいりたいと思っております。  各海水浴場の観光入り込み客数の近年の実績と海水浴場開設に伴う経費も考慮し、さらには、行財政的に選択と集中の視点も取り入れた上で、海岸エリアごとの特徴を生かした利活用方法を探ってまいりたいと思っております。 6 ◯議長(能勢秋吉君) 小川議員。 7 ◯10番(小川一馬君) コロナの影響で、昨年、一昨年と海の家事業者の方々は、海水浴場の閉鎖により、出店することができませんでした。今年の夏は、海開きもあり、海水浴場が再開されるとのこと、よい夏になるように御期待を申し上げます。  山武市が誕生して、あっという間に、16年が過ぎました。海水浴客数も、海の家の件数も、この16年の間に減少している状況です。  また、ブルーフラッグには、経済的に期待をしているところでありますが、コロナ禍の影響もあり、効果はいまいちのところだと思います。  ただいまの答弁の中に、「行財政的に選択と集中の視点も取り入れた上で」というお言葉がありました。山武市の海水浴場も、今まさに選択と集中が求められております。私も同感でございます。  今後、議会と観光協会の応援を特に集中していただいたならば、数年のうちに、この事業は、実行に移すことも可能ではないかと思います。そういった意味で、再度、部長にお聞きいたします。いかがでしょうか。 8 ◯議長(能勢秋吉君) 産業振興部長。 9 ◯産業振興部長(中村洋一君) 先ほども御答弁させていただきましたけれども、観光振興については、海は欠かせないと思いますので、その海を活用して、観光協会や商工会等の関係団体とじっくり話をして、振興に努めていきたいと考えております。  以上でございます。 10 ◯議長(能勢秋吉君) 小川議員。 11 ◯10番(小川一馬君) よろしくお願いしたいと思います。  現在の海でもそうですが、九十九里浜ビーチライン(県道30号線)を見ると、市、町、村それぞれの道沿いに、コンビニがあります。  ところが山武市に入ってきますと、海岸線には、現在、1件もコンビニがない状況です。今までありました。しかし、撤退をしてしまっております。この原因も、いろいろあろうかと思います。中には、町、村で、山武市よりも人口密度の少ない地域もあります。しかし、ちゃんとコンビニが存在しております。私が思うところには、この地域は、よそと比較して、観光客の割合が少ないのではないか、行政の取組の仕方にも、影響もあるのかということも思いましたので、お話をさせていただきました。  次の質問に入ります。潮干狩り場の開設について伺います。  地元の皆さんや山武市に訪れる観光客の方から、山武市の海岸でも、潮干狩りができたらいいのにねという声をよく聞きます。木更津市のアサリの潮干狩り場のように、山武市でも、ある特定の海岸エリア限定でよいので、ハマグリの潮干狩り場を開設できないでしょうか。  そうしたら、海岸地域の観光振興や地域経済と山武市全体の活性化につながると考えますが、いかがでしょうか。お伺いします。 12 ◯議長(能勢秋吉君) 産業振興部長。 13 ◯産業振興部長(中村洋一君) 観光振興と経済の活性化に向けた取組への御提案、ありがとうございます。  御存じのとおり、九十九里浜には漁業権が設定されており、一般の方は、ハマグリやナガラミなどを採ることはできません。漁業権の問題と地元漁協や地元地域の皆様との調整が不可欠となります。実現の可能性も含めて、九十九里漁業協同組合に確認をさせていただきます。 14 ◯議長(能勢秋吉君) 小川議員。 15 ◯10番(小川一馬君) 漁業権があるということです。漁業権というのは、恐らく、日本中の海に、漁業権が存在しているのではないかと思います。  千葉県の木更津市にもあります。木更津市周辺の潮干狩り場は、今年も3月中旬からオープンし、場所によって、多少、日にちの違いがありますが、8月末まで営業しているそうです。コロナ前で、約20万人の人出があったそうです。現在、駐車場やトイレ、更衣室、温水シャワー、足の洗い場などの施設があり、そのほかにも、採った貝の塩抜き用の海水も用意されているということが、観光に来たお客様には、うれしいとの紹介がありました。  潮干狩り場の可能性について、直接、九十九里漁業協同組合に確認していただく前に、実現に向けて、国、県の協力と応援をいただくことも必要と思います。そして、何よりも、漁業関係者の方々、市民の方々、観光客の方々、それぞれに喜んでいただける内容で、全ての皆さんにウィン・ウィンの関係を築けることが、一番重要ではないかと思います。  千葉県内には、木更津市の潮干狩り場が有名であります。山武市の海岸で、家族みんなで楽しめる潮干狩りをできたら、市の魅力度アップにもなると思います。  先日、私の地元の漁師の方に、潮干狩りについて伺ったところ、漁業関係者もよくなっていくし、地域もにぎわって、よくなっていくのであれば、潮干狩り場の開設について、自分たちは、早くやってほしいという話もされておりました。実現に向けて、地元の漁業関係者の方々と、観光協会や商工会、市内の各種団体の方々と、議会と執行部と、オール山武のチーム一丸となって、潮干狩り場の開設について協議していただくことをお願いいたします。  山武市になってから今日までに、九十九里漁業協同組合と、潮干狩り場の開設について、相談または協議を正式にされたことはありましたでしょうか。分かる範囲で結構です。教えてください。 16 ◯議長(能勢秋吉君) 産業振興部長。 17 ◯産業振興部長(中村洋一君) 私が、産業振興部に来てからは、1回もございません。 18 ◯議長(能勢秋吉君) 小川議員。 19 ◯10番(小川一馬君) 担当になってからはないということなんですが、それ以前、山武市になってから、そういう会議を持ったとか、聞いた記憶などはございますか。 20 ◯議長(能勢秋吉君) 産業振興部長。 21 ◯産業振興部長(中村洋一君) 担当レベルでの打合せやら、お願いやらについては、数回あったと聞いております。 22 ◯議長(能勢秋吉君) 小川議員。 23 ◯10番(小川一馬君) 仮の話になって恐縮なんですが、仮に、ハマグリの潮干狩り場の開設ができたとしましたら、地域にとっての経済効果は、どのぐらい、また、どのような期待ができるのでしょうか。部長の個人的で結構です。開設できたら、部長は、潮干狩りをやってみたい、家族で行ってみたいという思いになりますでしょうか。 24 ◯議長(能勢秋吉君) 産業振興部長。 25 ◯産業振興部長(中村洋一君) 私が小さい頃は、この海で足でくりくりすると、ハマグリが採れました。数個ですけれども、それを採って、喜んでいたという記憶がございます。同じような体験が、今の子どもたちにもできればいいとは考えますけれども、そこには漁業権の問題が、どうしてもございますので、その辺については、関係者ともしっかりお話合いを持つことが重要だと考えます。  以上です。 26 ◯議長(能勢秋吉君) 小川議員。 27 ◯10番(小川一馬君) どうもありがとうございます。  今、おっしゃったように、家族で楽しめたり……。我々は、日々、忙しく動いております。皆さん、大変な思いをして、仕事に、生活に頑張っていると思います。  一方、楽しいことがあるから、生きられるということも、事実なのか。そのためには、山武市で、たくさんの皆さんに楽しんでいただきたいという思いもございまして、今回、海の質問も取り上げさせていただきました。  次の質問に入ります。海岸入口の整備について伺います。  山武市内には6か所の海岸がありますが、それぞれの海岸で駐車場やトイレなどの設備に、大きな違いがあると感じています。  本須賀海岸は、大きな駐車場があり、トイレやシャワー設備が充実し、海岸近くまで、車の乗り入れが可能となっています。  それに比べて、ほかの海岸には常設のトイレもなく、海岸の入り口に門扉が設置されていて、観光客が海岸近くまで訪れることが困難な状況になっています。お客様に、もっと海岸を楽しんでいただけるように、海岸の近くに駐車場やトイレなどの設備を充実させていただくお考えはありませんでしょうか。伺います。 28 ◯議長(能勢秋吉君) 産業振興部長。 29 ◯産業振興部長(中村洋一君) 議員おっしゃるとおり、現在、本須賀海岸は、年間を通して、公共の駐車場、トイレとシャワー設備を提供しています。  そのほかの海岸に関しては、海水浴場開設期間は、門扉を開錠して、海岸近くの駐車場を御利用いただくとともに、仮設トイレを設置して、海水浴客等に対応しております。  なお、海水浴場開設期間外における蓮沼地域の海岸につきましては、蓮沼海浜公園内のトイレ施設を御案内し、御利用いただいております。  議員がおっしゃるように、全ての海岸に年間を通して、利用できる駐車場とトイレ、シャワー施設を整備することは、財政的な面や維持管理の面がございますので、その辺を考えますと、少し難しいと思います。 30 ◯議長(能勢秋吉君) 小川議員。 31 ◯10番(小川一馬君) 全ての海岸に設置することは、財政的にも難しいということは、ごもっともだと、私も思います。  しかしながら、現在の成東地域、蓮沼地域の海水浴場、それぞれ1か所に機能を充実させていくことが、よい方法ではないかと私は思っております。  同時に、そのほかの海岸につきましても、それぞれの海岸の入り口にふさわしい整備を、県の応援をいただきながら、ぜひ進めていただきたいと考えますが、いかがでしょうか。 32 ◯議長(能勢秋吉君) 産業振興部長。 33 ◯産業振興部長(中村洋一君) 地元地域の皆様や地元漁協などとの話合いの下、仮に、海岸を集約できて、施設機能がそこに集中できるようになって、集客が図れることができれば、それも一つの方法と考えます。 34 ◯議長(能勢秋吉君) 小川議員。 35 ◯10番(小川一馬君) よろしくお願いいたします。  続きまして、海水浴場入口の門扉について伺います。  海水浴場入口の門扉について、年間を通して、観光客の皆さんに海岸を楽しんでもらうためにも、撤去することはできないのでしょうか。伺います。 36 ◯議長(能勢秋吉君) 産業振興部長。 37 ◯産業振興部長(中村洋一君) 海岸入口の門扉については、県立九十九里自然公園の特別地域に指定されている自然環境を、無秩序な車両等の乗り入れで破壊されないよう、平成10年4月1日から、車両等乗り入れ規制を実施するために、千葉県により設置されたものだと聞いております。  県立九十九里自然公園は、白い砂浜と緑の松林が弓状に続き、千葉県が全国に誇る景観の一つでございます。ハマヒルガオ等の海浜植物が分布し、コアジサシが巣を作り、アカウミガメの産卵地でもあります。  このような持続可能で豊かな自然環境を守っていくためには、門扉は、海岸の管理上、必要な設備であると考えます。地元地域の皆様から、違法行為である密漁の抑止に効果があることや、海岸地域へのごみの不法投棄防止となることから、海水浴場の開設期間以外は、門扉を開錠しないよう、お願いされていることが現状でございます。 38 ◯議長(能勢秋吉君) 小川議員。 39 ◯10番(小川一馬君) 主な理由は分かりました。  千葉県内や房総半島の海岸、九十九里浜飯岡一宮線ビーチラインのそれぞれの海岸の中で、唯一、海岸入口が門扉で閉ざされているのが、山武市の海岸です。皆さんも御存じだと思います。もし、分からない方は、ぜひ、海岸線を一度御覧になっていただければと思っています。  なぜ、山武市の海岸は、門扉で閉ざされているのか。山武市の海を見にこられた方は、どのような気持ちになるのでしょうか。  次の議会に、今後、こうすれば、門扉の撤去ができそうですというような答弁をいただけることを、御期待をしております。よろしくお願いいたします。  次に入ります。県有林の中にある遊歩道の活用について、お聞きいたします。  蓮沼海浜公園周辺の保安林の中にある遊歩道が、今現在、うまく活用されていない状況であります。私は、地域の観光資源として、もっと有効的に活用されるようにしてほしいと思っていますが、市として、どのように考えていますか。お伺いします。 40 ◯議長(能勢秋吉君) 産業振興部長。 41 ◯産業振興部長(中村洋一君) 蓮沼海浜公園周辺の保安林の中にある遊歩道でございますが、これは、千葉県の北部林業事務所が管理しております。この遊歩道は、維持管理が十分にされておらず、草木等が生い茂っていることから、観光客や地元地域の皆様も利用することが、困難な状況でございます。  蓮沼地域の海岸を訪れる観光客や地元地域の皆様に喜んでいただくためにも、千葉県に、適正な維持管理をするよう、要望していきます。  また、県が計画している蓮沼海浜公園再整備事業において、遊歩道も整備の対象にして、検討していただけるよう、強く要望してまいります。 42 ◯議長(能勢秋吉君) 小川議員。 43 ◯10番(小川一馬君) ぜひ、県のほうにも、要望をよろしくお願いしたいと思います。  この遊歩道は、横芝地先の栗山川から蓮沼を通って、そして、木戸にあります木戸川までの海と並行して、約5キロメートルほどの遊歩道となっております。県に整備をお願いをすると同時に、利活用については、ぜひとも山武市の中で検討していただき、併せて、県のほうに要望を進めていっていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。  次に、ブルーフラッグ認証に係る環境への取組についてお聞きいたします。  山武市では、国際環境認証であるブルーフラッグを本須賀海水浴場で取得していますが、もっと観光客の集客につながるPRや経済的に潤う施策に取り組んでほしいと考えます。今後、市では、ブルーフラッグ取得の海岸を有効的に活用して、どのような事業を展開していくのか、お伺いします。 44 ◯議長(能勢秋吉君) 産業振興部長。 45 ◯産業振興部長(中村洋一君) 本須賀海水浴場は、昨年の環境等への取組内容が認められ、今年(2022年)も、国際環境認証であるブルーフラッグの取得更新をすることができました。  年間を通して、海岸の清掃を実施していること、また、地元地域の皆様と海を利用する皆様が協力して行うビーチクリーン活動により、ごみが少ない美しい海岸環境が保たれております。  本市の海岸は、交通面において、都内から比較的近く、美しい海岸を6か所も保有していることから、昨年度は、海岸を撮影場所とするテレビコマーシャルやミュージックビデオ、写真撮影が、年間約60件行われてきました。これは、本市の美しい海岸が、社会的にも高く評価されている証拠であり、テレビ撮影等の関係者からも大変好評となっております。  今後は、今、話題となっているロケツーリズムにより、映画やドラマ、テレビ番組等で、ロケ地となった場合に、持続的な観光振興の取組につながる観光資源として、有望であると考えております。  ここ数年は、コロナ禍で海岸を利用したイベント等は開催できませんでしたが、新型コロナウイルス感染症の新規感染者数が減少傾向にあることから、今後は、民間事業者と連携したスポーツイベント等の開催を検討していきます。  また、昨年10月と今年4月に、蓮沼海浜公園周辺で、民間事業者と連携して開催した、九十九里ビーチドッグフェスティバルは、来客者数が約1,500人規模のイベントとなりました。こういったイベントは、観光振興と地域経済の活性化につながるものと考えておりますので、市観光協会や地域事業者の皆様と連携して、今後も推進してまいりたいと考えてございます。 46 ◯議長(能勢秋吉君) 小川議員。 47 ◯10番(小川一馬君) 今回、ブルーフラッグの質問をさせていただきました。ブルーフラッグに関わらず、山武市は、通年観光を目指していると思います。市民の方々にとりましては、ブルーフラッグも含めて、地域がにぎわって、そして経済効果、潤うことが、一番うれしい、喜ばしい状況ではないかと思います。  現在、いろいろな活用もされているということでありますが、まだまだ、もっと、もっと伸び代がたくさんあるのではないかと思っております。どうか、今後、担当部だけではなく、市を挙げて、通年観光につながるような一貫した海岸の利活用について、ぜひとも、検討を進めていっていただきたいと思います。  この件につきましては、関連質問がございますので、よろしくお願いいたします。  今回の山武市の海岸については、市長のお考えもいろいろあると思いますので、これからは、市長にお伺いさせていただきます。  その前に、このたびの選挙での御当選、誠におめでとうございます。私たちも応援させていただいた1人として、これからの4年間、山武市がよくなっていかなければ、困ります。よくなることであれば、目いっぱいの応援もさせていただきたいと思っておりますので、松下市長には、2期目、ぜひとも頑張っていただき、結果を残していただきたいと、切に思っております。  そして、市長にお伺いします。  山武市の海岸の魅力について、ただいま、部長から、いろいろな答弁をいただきました。山武市の海岸の魅力について、または、海岸のポテンシャルについて、市長はどのように認識されているのか、お伺いします。 48 ◯議長(能勢秋吉君) 市長、御登壇願います。 49 ◯市長(松下浩明君) れいわ、小川一馬議員の代表質問にお答えさせていただきます。山武市の海岸についての御質問でございました。  本市の観光振興と地域経済の活性化を図っていく上では、約8キロメートルにわたって広がる、美しく豊かな海岸を有効的に活用し、海岸地域全体を盛り上げていくことは、必要不可欠なことだと考えております。
     私の選挙公約にも掲げましたが、今後、千葉県が計画をしています蓮沼海浜公園再整備事業に関しまして、関係機関との連絡調整をしっかりと行い、地元地域の皆様方の声を聞きながら、確実に推進していただけるよう、これから要望も重ねてまいりたいと思います。  それと併せて、市が実施していくべき海岸利便施設の整備等を着実に行い、海岸を訪れる観光客が増加し、楽しんでいただける持続可能な活気ある海岸を目指し、取り組んでまいりたいと思います。  また、近年は、コロナ禍で、多くの集客が見込まれるイベント等を開催することができませんでした。特にブルーフラッグ等の認証をいただきましたけれども、2年続けて、海開きができなかったということもあり、非常に残念でありました。  しかし、今年の夏にも、また、ブルーフラッグの認証をいただきましたので、ブルーフラッグのある海岸に、皆様においでいただき、楽しんでいただきたいと思っております。  そして、ブルーフラッグは、観光に寄せていく一つのものだとも考えております。  また、それと併せ、もう一つ大事なことは、そこで、環境教育をしていくことです。海岸の自然、きれいにするなどということを含めて。次の世代の方々に、そういう教育の中で、しっかりと感じ取っていただきたい。そして、私たちの宝である九十九里海岸、また、ブルーフラッグがそびえている海岸を、子どもたちにも誇りに思っていただきたいと思っています。  とにかく、これから、九十九里海岸を生かしたまちづくり、地域づくりというものが、非常に大事であると捉えております。今現在、九十九里海岸を擁する自治体にお声をかけさせていただきまして、振興策等を協議できる場をつくっていこうと、いろいろ動いていただいております。そういう場が設置されましたら、そこに参加させていただきまして、特に海岸を生かした地域振興策等も進めていきたいと考えております。  以上でございます。 50 ◯議長(能勢秋吉君) 小川議員。 51 ◯10番(小川一馬君) 今、答弁の中で、例えば、子どもたちの教育にもというお話がございました。  ぜひとも、山武市の地域の魅力やポテンシャルの高さ、将来性を、教育の場でも、子どもたちに考えていただきたい。また、新しいアイデアもあろうかと思います。逆に、私たちが教えてもらう場合も出てくるかも分かりません。ぜひ、教育の場でも進めていただければ、山武市が、もっと、もっと前進できるのかなという思いもございます。よろしくお願いします。  しかし、現実は、九十九里浜の山武市以外の海岸や木更津市周辺の海岸と比較して、山武市だけがいろいろな規制が残っているようにも感じます。  大局的に、この差は何だと思いますか。再度、市長にお伺いします。 52 ◯議長(能勢秋吉君) 市長。 53 ◯市長(松下浩明君) 御質問は、木更津市のアサリの潮干狩りのことであると思います。地域的に、いろいろ違ってくるということもございますし、また、漁業権であったり、生活様式など、一人一人、また、地域、地域で、いろいろ異なる中で、このようになってきたのかと思っています。  ただ、議員のおっしゃることも、全然、考えていないことではありません。私も就任して、今、4年過ぎましたが、その間、庁議等、執行部の中で、何とかそういうことができないかというお話をしたことはあります。しかし、いろいろな状況などを鑑みますと、なかなか、そこまでにたどり着いていないという状況がございます。  特にここの地域に関しましては、環境をしっかりと守っていくというところが、千葉県のほうからも示されておりまして、議員がおっしゃるようなことが、なかなか難しく、すぐにはいかない可能性もあるというように思っています。  ただ、先ほど申し上げました、九十九里地域の活性化、また、蓮沼海浜公園のさらなる整備などという中では、また、これからもそういう協議も出てきて、しかるべきであろうと思っておりますので、そういう中では、また、検討させていただきたいと思っております。 54 ◯議長(能勢秋吉君) 小川議員。 55 ◯10番(小川一馬君) これからの明るい山武市をイメージをして、今回、質問させていただいておりますが、市長の答弁をいただいて、正直、明るさが曇ってきたような感じになります。  我が山武市の職員の皆さん、ほかの市町の職員の皆さんと、全く同じ能力で、頑張っていただいていると思います。また、山武市議会も、ほかの市町の議会と比較しても、それぞれ頑張っているのではないかというように思います。  違いは、はっきり申し上げまして、松下市長の胸の中にあるのではないかと思います。よくなるためには、どうしたらできるのかを、まず、先に……。今回、県のほうから、副市長もおいでになっております。両輪になれば、この問題は、クリアできない問題ではないと思います。どうしたらクリアできるのか、どうしたら市民の皆さんに喜んでいただけるのか、どうしたらみんながウィン・ウィンの関係になるのか。  ぜひとも、議会も協力させていただきたいと思っておりますので、必ずや協力いたしますので、前進を目指していただきたいと、切にお願いを申し上げたいと思います。  ただいま、6点について、市長にもお話を伺いました。難しいという考えも聞きました。それでも、やればできるんではないかと、どのようにしたらできるのか、再度、検討をよろしくお願いしたいと思います。市長、いかがでしょうか。 56 ◯議長(能勢秋吉君) 市長。 57 ◯市長(松下浩明君) ただいま、小川議員からお話をいただきました。潮干狩り場の開設につきましては、なかなか、地元の漁協組合等もございまして、非常に難しいところもございます。そういった中ですが、そういう場面も、ぜひ、議員の皆様方などに、お力をいただきたいとも思っております。  また、議員からは、県有林の整備の御提案もございました。ごもっともであると、思っております。災害後、県有林の整備がされていなかったところがありますので、そういうところも、これからも県のほうに要望を重ねていって、進めていっていただきたいと思っております。  とにかく、私たちはやらないのではなく、すぐに対応できないこともありますが、一つずつ、できる方向に向かって、何とかしていこうというところは、持ち続けておりますので、議員も、ぜひ、一緒に目指すところをやっていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。 58 ◯議長(能勢秋吉君) 小川議員。 59 ◯10番(小川一馬君) ありがとうございました。  もう一度確認の意味でも、お話をさせていただきます。これは、潮干狩り場だけではございません。門扉の問題もそうです。また、海岸入口の整備についても、全く同じでございます。  特に今お話しされました潮干狩り場につきましては、漁業関係者の皆様にも、今よりももっとよくなるという内容のお話であれば、決して、難しい話ではないと思っております。必ず、お互いがウィン・ウィンで、今よりも、もっと、もっとよくなっていくと思いますので、ぜひ、諦めないで、進めていただきたいとお願いいたします。  次の質問に入ります。2番目の教育行政についてお伺いします。  通告にはございませんが、新たに、この春、山武望洋中学校が開校いたしました。松尾中学校と蓮沼中学校が統合して、開校して、2か月となります。せっかくの機会ですので、部長にお伺いします。  現在の生徒の皆さんの様子や学校運営について、分かる範囲で結構ですので、どういう状況なのか、ぜひお聞かせをいただきたいと思います。 60 ◯議長(能勢秋吉君) 教育部長。 61 ◯教育部長(小川宏治君) 山武望洋中学校の状況、様子につきまして、お答えさせていただきます。  学校統合して、2か月が経ち、生徒たちも落ち着いて、授業、部活動に取り組んでいる状況でございます。特に部活動につきましては、統合により、生徒数も増えましたし、部活動の種類も増えたということで、活発化している状況でございます。  何より、初代の山武望洋中学校の生徒、教職員として、いい学校にしていこうという意識を持って、先生方は、学校運営にも取り組んでいただいていますし、そういう意識で、生徒たちも、学校生活を楽しんでいるという状況がうかがえる状況でございます。  以上です。 62 ◯議長(能勢秋吉君) 小川議員。 63 ◯10番(小川一馬君) 突然の質問で、ありがとうございます。  続きまして、学校で現在使われております、タブレットの使用状況について、どのような状況なのか、お伺いいたします。 64 ◯議長(能勢秋吉君) 教育部長。 65 ◯教育部長(小川宏治君) タブレットパソコンの使用の状況でございます。  タブレットパソコンは、いつでも使える状態になっていて、日常的に活用しながら、学習が進められています。  子どもの意見を集め、比較検討しながら進める共同学習や、自分のレベルに合った問題を選んで取り組む個別最適化の学習、道徳では、自分の考えや心の動きをリアルタイムに表示して比べる、これはポジショニングという機能ですが、そういった機能を活用しながら、様々な活用をしております。  また、小学校5年生の算数、多角形の単元や、小学6年生の理科、電気の利用の単元では、プログラミング学習も行っている状況でございます。 66 ◯議長(能勢秋吉君) 小川議員。 67 ◯10番(小川一馬君) ありがとうございます。  続きまして、コロナ禍での学校図書の蔵書数と現在の利用状況についてもお伺いします。 68 ◯議長(能勢秋吉君) 教育部長。 69 ◯教育部長(小川宏治君) 学校図書室の蔵書数とその利用状況の御質問でございます。  小中学校には、学級数に応じて、標準蔵書数というものが定められています。小学校の平均蔵書数は8,434冊、中学校の平均蔵書数は1,150冊で、標準蔵書数を大きく超える蔵書数となっており、本市は、図書室における本の冊数は充実していると考えております。  次に、利用状況ですが、図書室にある貸出し用のバーコードシステムを通して、貸出しした本の冊数は、昨年度1年間で、小学校は1万3,275冊、中学校で1,150冊になります。  1校平均ですと、小学校は1,207冊、中学校では230冊となります。  図書室の利用としては、貸出し以外にも、読書の時間での活用、調べ学習での活用もあります。  以上でございます。 70 ◯議長(能勢秋吉君) 小川議員。 71 ◯10番(小川一馬君) 今後とも、教育行政の分野で、ひとつよろしくお願いをしたいと思います。  この件につきましても、後ほど関連質問がございますので、よろしくお願いいたします。  次に入ります。最後に、環境問題の取組として、ゼロカーボンシティとしての今後の取組について、一般質問を予定しておりましたが、昨日の公明党、深沢議員の関連質問に対する御答弁がございました。内容は、ほぼ分かりましたので、私からの質問及び、この後予定しておりました八角議員の関連質問を、割愛させていただきます。  以上で、今回の代表質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 72 ◯議長(能勢秋吉君) 以上でれいわ、小川一馬議員の代表質問を終わります。  次に、代表質問に対する関連質問を許します。  関連質問はありませんか。  玉置美津恵議員、御登壇願います。  玉置議員。 73 ◯4番(玉置美津恵君) 議席番号4番、玉置美津恵です。議長のお許しをいただきましたので、小川一馬議員の代表質問に関連して、質問をさせていただきます。  まず、ブルーフラッグについて質問させていただきます。  きれいな海を守るための活動をされていますが、どういう活動をしていますか、お伺いいたします。 74 ◯議長(能勢秋吉君) 産業振興部長。 75 ◯産業振興部長(中村洋一君) 本市では、海岸の自然環境を維持するために、清掃活動、トイレ環境の整備、不法投棄や無許可車両の侵入防止等、法令に基づいた対応を行っております。  美しい海岸を次世代に継承していくために、年間を通して、海岸清掃を実施しております。  また、ボランティア団体が中心となり、ビーチクリーン活動も行っております。昨年度は、サーファーの団体が中心となり、実施したビーチクリーン活動が9回、地元の中学生による活動や、その他、民間事業者、ボランティア団体による活動が、合計7回、実施されました。  そのほかに、海岸環境に対する意識向上を目的として、海岸利用者や地域住民の皆様、特に市内の小中学生を対象に、環境教育活動を実施しております。 76 ◯議長(能勢秋吉君) 玉置議員。 77 ◯4番(玉置美津恵君) 海の清掃活動で出るごみの年間の量を教えてください。 78 ◯議長(能勢秋吉君) 産業振興部長。 79 ◯産業振興部長(中村洋一君) 昨年度の海岸清掃とビーチクリーン活動によって回収したごみの量は、約55トンでございます。令和2年度は約43トン、令和元年度は約64トン、平成30年度は約59トンでございます。  近年は新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、海水浴場が開設できず、観光入込客数が減少していましたが、ごみの量は、なかなか減らないのが現状でございます。 80 ◯議長(能勢秋吉君) 玉置議員。 81 ◯4番(玉置美津恵君) 海のごみの回収をしておりますが、ごみの量にあまり変化がないと感じます。  海のごみの7割は、川から流れてくると言われています。川から海に流入するごみについて、何か対策を講じていますか、お伺いします。 82 ◯議長(能勢秋吉君) 産業振興部長。 83 ◯産業振興部長(中村洋一君) 本市では、海岸清掃を実施しておりますが、海岸の河口付近で、ごみを発見した場合は、すぐに回収作業を行っており、ごみの堆積や悪臭等の発生を未然に防止するよう努めております。 84 ◯議長(能勢秋吉君) 玉置議員。 85 ◯4番(玉置美津恵君) 最近ですけれども、通りに面した複数のごみの集積場の近くで、スーパーの袋に入った家庭ごみが見受けられます。回収されないので、生ごみはカラスや小動物につつかれて、袋が破れて、散らかり、缶や瓶が入り交じったスーパーの袋なども放置されて、大変迷惑をしております。  シルバー人材センターで回収する、不法投棄されたごみなどの量を教えてください。 86 ◯議長(能勢秋吉君) 建設環境部長。 87 ◯建設環境部長(今関正典君) 市では、ごみの不法投棄を未然に防ぎ、地域の生活環境を保全するため、地域パトロール及び市の道路、水路等公共用地に不法投棄されたごみの回収を、シルバー人材センターに委託しております。  本年4月に実施した地域パトロールによって回収した1か月間のごみの量は、山武地域は169袋で390キログラム、松尾・蓮沼地域は157袋で400キログラムが、山武郡市環境衛生組合に持ち込まれています。  また、成東地域は、東金市外三市町清掃組合で、ごみ処理を行う関係上、直接持込みによる計量を行っておりませんが、報告された袋数によると、189袋のごみが回収されています。  なお、回収で使用しているごみ袋は、容量が45リットルの袋で、通常の可燃ごみ袋の大のサイズ30リットルより、少し大きいサイズとなっております。 88 ◯議長(能勢秋吉君) 玉置議員。 89 ◯4番(玉置美津恵君) きれいな海を守るには、人々の意識を変えていかなくてはならないと思います。  毎朝、駅周辺のごみを拾っています。新聞を入れてある袋を再利用するのですが、今朝も、満杯の量になりました。落ちているのは、大人用不織布のマスク、レシート、たばこの吸い殻、歩きたばこの吸い殻、今日は、車の灰皿の吸い殻でしょうか、20本ぐらい、同じところにまとめて捨ててありました。コンビニ弁当の容器、コーヒーのプラスチック容器、アルコールやコーヒー缶、空き缶など、大人が捨てるごみが、ほとんどです。  このようなごみのポイ捨ては、様々な法律により禁止され、罰せられる行為です。景観を損ねるだけではなく、地球環境を悪化させ、時には火災や交通事故の原因となる可能性もあります。例えば、空き缶1つ、たばこ1本でも立派なポイ捨てになり、廃棄物の処理及び清掃に関する法律では、5年以下の懲役または1,000万円以下の罰金、軽犯罪法違反でも、拘留または科料の対象になります。  また、車からのポイ捨ては、道路交通法違反にもなります。  福島県の中島村では、ごみのポイ捨てが多いと、意見が村に寄せられたことから、「ごみのポイ捨ては法律違反です」というお知らせがホームページに掲載されています。
     山武市でも掲載することにより、市民の意識が変わり、環境の美化、きれいな海を守ることにつながると思いますが、山武市でもホームページや広報等に掲載することは可能でしょうか、伺います。 90 ◯議長(能勢秋吉君) 建設環境部長。 91 ◯建設環境部長(今関正典君) 議員おっしゃるとおり、ごみのポイ捨てをしないよう、広く注意喚起をしていかなければならないと感じております。  ごみのポイ捨ては、一人一人のモラルの問題だと思いますが、市では、ホームページや広報紙等により、注意喚起を積極的に行うなど、ごみがポイ捨てされないよう、啓発等を努めてまいりたいと思います。 92 ◯議長(能勢秋吉君) 玉置議員。 93 ◯4番(玉置美津恵君) 海のごみがあるから拾う対症療法では、何も変わっていかないと思います。美しい海水浴場を次世代に継承していくために、世界のビーチ共通の安全の印とされる国際環境認証、ブルーフラッグを取得したのですから、市民の皆さんや近隣の地域の方々も一緒に、環境問題に取り組んでいけたらよいと思います。  端末の利用について、関連質問をいたします。  先ほど、答弁で、日常的に端末が使用されていることが分かりました。先生方の御尽力に感謝いたします。  端末を勉強以外に使用している学校があるそうですが、山武市では、勉強以外の端末の使用はありますか、伺います。 94 ◯議長(能勢秋吉君) 教育部長。 95 ◯教育部長(小川宏治君) お答えいたします。  現在は、勉強以外の端末の使用はしておりません。 96 ◯議長(能勢秋吉君) 玉置議員。 97 ◯4番(玉置美津恵君) 新型コロナウイルスの流行が、子どもの生活や健康に与える影響について、国立成育医療研究センターの調査で、小学校高学年から中学校3年の1割から2割に、うつ症状が見られたことが、分かりました。  端末を利用して、生徒の心の状態が分かるようなアプリ等を使用している学校がありますが、山武市では、何か導入はございますか。 98 ◯議長(能勢秋吉君) 教育部長。 99 ◯教育部長(小川宏治君) 山武市では、今、そのようなアプリの導入はしていない状況です。 100 ◯議長(能勢秋吉君) 玉置議員。 101 ◯4番(玉置美津恵君) 全国で1,000校、1日当たり10万人が活用しているという「心の天気」というアプリがあります。このアプリは、子どもが登校後、「心の天気」を立ち上げて、晴れ、曇り、雨、雷のお天気マークを選択して、そのときの心境を担任に知らせます。伝えたいことがある子どもは、書き込みもできるそうです。下校時も同様に、「心の天気」を知らせます。  このアプリは、単純で分かりやすく、生徒と先生、双方の負担も生みません。また、「心の天気」は、教職員、養護教諭、校長先生など、職員全員が見ることが可能なので、子どもの状況をみんなで共有して、見守ることができます。  全小中学校に導入している大阪市では、担任の先生が、お天気マークをもとに「何かあった?」と、後から2人で話をするきっかけになることが多く、導入の効果が実感できているとのことです。  以前、いじめの質問をしましたが、そのときの回答では、昨年の1学期に実施したアンケート結果から、市内16校全ての小中学校で、いじめを認知したということでした。いじめや、昨日の質問にもありましたが、ヤングケアラーの早期発見にもつながると思いますが、「心の天気」のアプリを導入することは可能でしょうか、伺います。 102 ◯議長(能勢秋吉君) 教育部長。 103 ◯教育部長(小川宏治君) 「心の天気」のアプリ導入についての御質問でございます。  現在、タブレットパソコンは、学習で使用することを中心に活用しております。パソコンですので、様々なアプリをインストールすることで、いろいろな活用ができます。  御質問をいただきました「心の天気」も、いじめ等の早期発見のためのアプリとして活用できる一つの方法だと考えております。  本市では、現在、いじめの早期発見のための手だてとして、日常の児童生徒の様子の観察に加え、定期的な教育相談やアンケート調査を実施しております。スマホやパソコンから、市の相談窓口に相談できる体制も構築されております。さらに、相談窓口の周知や、心の教室相談員、スクールカウンセラーを配置し、相談しやすい環境を整え、早期対応へと、つなげております。  現在は、学習面での活用が中心ですが、生活面でのパソコンの活用について考える機会をいただきましたので、「心の天気」と全く同じではありませんが、現在のシステムで、同様な活用を考えてまいりたいと考えております。御提案ありがとうございます。 104 ◯議長(能勢秋吉君) 玉置議員。 105 ◯4番(玉置美津恵君) 似たようなアプリがあるということで、毎日、児童の様子を見ている教師とか、養護学校の保健室の利用状況とか、また、このようなアプリで、簡単に見て分かることができれば、その情報などをみんなで共有して、子どもに声かけをすることで、家庭でのトラブルが発覚したとか、適切な対応ができた学校がありますので、早めの活用ができれば、うれしいと思っております。  学校の図書館について、関連質問をさせていただきます。  毎週火曜日8時から10分間、成東小学校では、ボランティアの方々が、児童に本を読み聞かせます。残りの日は、先生が読み聞かせをしています。「朝、読み聞かせをすると、児童の気持ちが落ち着くんですよ」と、校長先生からお聞きしました。  学校で読書習慣の基盤になるのは図書館ですが、その利用について、幾つかお聞きしたいと思います。  第6次「学校図書館図書整備等5か年計画」が、文部科学省によって策定されました。それは、「1.新刊の購入などの学校図書館図書の整備」、「2.学校図書館への新聞配備」、「3.学校司書の配置」が柱となっています。  学校図書館への新聞の配備について伺います。  国の目標として、新聞は小学校が2紙、中学校が3紙となっていますが、現状を伺います。 106 ◯議長(能勢秋吉君) 教育部長。 107 ◯教育部長(小川宏治君) お答えいたします。  現在、学校での新聞の購入状況は、小学校で1紙が8校、2紙が3校、中学校で1紙が2校、2紙が2校となっております。  この中で、図書室に新聞を配備している学校は、2校となっています。職員室で活用した新聞を早い時間に図書室に置くことで、各学校、少なくとも1紙は、図書室に配備されるようになると考えています。  以上です。 108 ◯議長(能勢秋吉君) 玉置議員。 109 ◯4番(玉置美津恵君) 先日、成東小学校の図書館を見せていただきました。地方紙が1紙ありましたが、あまり活用されていないようでした。  新聞は自分の関心事だけではなく、紙面を開くだけで、様々な情報が目に入ってきます。新聞を通して、身近な地域や社会の課題を知ることができます。学校に行けば、必ず新聞が読めるような環境づくりが必要とされているのではないでしょうか。  成東小学校の図書館では、低学年の利用が多いように感じました。新聞に興味を持ってもらえるように、小学校に子ども新聞を配備していただくことは可能でしょうか、伺います。 110 ◯議長(能勢秋吉君) 教育部長。 111 ◯教育部長(小川宏治君) 子ども新聞は、新聞社により、毎日発行、週1回発行など、発行ペースが異なります。日刊ですと、おおむね月に1,800円程度、週刊ですと、月に1,000円程度の費用がかかります。新聞や図書の購入は、各学校の裁量となっておりますので、各学校の予算内であれば、配備することは可能であると考えております。 112 ◯議長(能勢秋吉君) 玉置議員。 113 ◯4番(玉置美津恵君) ありがとうございます。ぜひ、配備していただきたいと思います。  学校司書の配置について伺います。  学校図書館の管理について伺います。 114 ◯議長(能勢秋吉君) 教育部長。 115 ◯教育部長(小川宏治君) 図書室の管理についての御質問です。  図書室の管理は、司書教諭及び校務分掌では、図書室担当となった職員によって行います。学級担任である場合が多い状況でございます。 116 ◯議長(能勢秋吉君) 玉置議員。 117 ◯4番(玉置美津恵君) 担任を持っている司書教諭が図書館の管理をしているということですが、図書館の利用時間は、休み時間でしょうか、伺います。 118 ◯議長(能勢秋吉君) 教育部長。 119 ◯教育部長(小川宏治君) ほとんどが学級担任ですので、授業で図書室を活用する以外は、休み時間の利用が中心となっております。 120 ◯議長(能勢秋吉君) 玉置議員。 121 ◯4番(玉置美津恵君) 本を読むことは、読解力を身につけ、感性や表現力を高めることにつながります。平成25年の国立青少年教育振興機構の「子どもの読書活動の実態とその影響・効果に関する調査研究」では、子どもの頃の読書経験の豊かな人は、自己理解力や批判的思考力、主体的行動力などに影響があることが分かりました。  モデル校をつくって、学校司書を配置することは可能でしょうか、伺います。 122 ◯議長(能勢秋吉君) 教育部長。 123 ◯教育部長(小川宏治君) 本市では、図書支援員という名目で、2名の方に、全ての学校を回ってもらっています。  活動内容としましては、本の整理や古い本の修理、貸出し用のパソコンの管理、掲示物の作成、本の紹介などです。また、市内の図書館との連携で、図書の充実を図っています。  図書支援員は、学校司書と同様な位置づけで考えており、現在の運用方法で、図書室を維持していきたいと考えております。  以上です。 124 ◯議長(能勢秋吉君) 玉置議員。 125 ◯4番(玉置美津恵君) 子どもたちが学校図書館に興味を持つようにするためには、本と人の両方が大事だと思います。市立図書館との連携ができているようですが、山武市の未来を担う子どもたちのために、学校図書館の充実をお願いします。  新型コロナウイルスによる一斉休校、学校再開後の新型コロナウイルス感染症対策など、学びを止めないで、集団生活を送る学校は、私たちが思う以上に大変だったと思います。  嘉瀬教育長、お疲れさまでございました。  これで、関連質問を終わらせていただきます。 126 ◯議長(能勢秋吉君) 以上で、玉置美津恵議員の関連質問を終わります。  れいわ、小川一馬議員の代表質問を終わります。  ここで暫時休憩します。再開は午前11時15分といたします。              (休憩 午前11時05分)              (再開 午前11時13分) 127 ◯議長(能勢秋吉君) 再開します。休憩前に引き続き、会議を開きます。  次に、12番、並木幹男議員の個人質問を許します。  並木議員、御登壇願います。  並木議員。 128 ◯12番(並木幹男君) おはようございます。12番、並木幹男です。市民と日本共産党を代表いたしまして、一般質問を行います。昨日の一般質問と重複するところもありますが、よろしくお願いいたします。  通告順に従いまして、はじめに、コロナ禍における原油価格・物価高騰に対する経済支援について質問します。  政府が4月26日に策定した原油価格・物価高騰等総合緊急対策の中には、地方創生臨時交付金(コロナ禍における原油価格・物価高騰対応分)として、1兆円の創設も含まれています。実施計画の提出期限は、7月29日となっています。  これに加えて、2021年度補正予算として交付を決めた、地方創生臨時交付金(地方単独事業分)1兆円も、その8割が、2022年度へ繰越しをされています。住民の要望を聞いたり、自治体でこれらの財源を活用し、切実な要求実現の具体化が急がれます。  コロナ禍において、原油価格や物価高騰による影響を受ける事業者の負担軽減に対する支援事業を主として行っていくべきですが、この支援策の具体化についての考えを伺います。  昨日の一般質問の中で、事業者に対する燃料高騰の負担軽減分、公共交通分への支援については、伺いましたので、その辺は、割愛します。  私からは、中小企業等への資金調達コストの低減として、利子補給などを含めた信用保証料補助等について、また、仕入価格上昇等により、収益減少した事業者に対する経営支援等を考えているか、伺います。 129 ◯議長(能勢秋吉君) 産業振興部長。 130 ◯産業振興部長(中村洋一君) 中小企業等の資金調達コストの低減対策としましては、千葉県中小企業振興基金、国民生活事業の事業資金融資等の対象資金の借入れに対し、支払った利子の一部を補給する中小企業運営資金利子補給事業を実施しております。  また、先日の公明党の市川陽子議員の代表質問でも、答弁をさせていただきましたが、繰り返しになりますが、お答えさせていただきます。  今般の原油価格やガス料金を含む物価高騰等により、影響を受ける事業者の負担軽減、及び負担増に直面する生活者を支援するために、地域の実情に応じた支援策として、市内事業者への事業継続支援、地域経済活性化と生活者支援を目的として、現在、実施中の「地域応援!!山武市お買物割引券」の追加配布について、検討をしているところでございます。  以上です。 131 ◯議長(能勢秋吉君) 並木議員。 132 ◯12番(並木幹男君) 事業者に対する経営支援として、お買物券ということでした。  ぜひ、利子補給についても、今後、行っていってほしいと思います。  2つ目に行きます。  コロナ禍において、原油価格や物価高騰に直面する生活困窮者の負担軽減に対する、市としての支援事業の考えについて伺います。 133 ◯議長(能勢秋吉君) 保健福祉部長。 134 ◯保健福祉部長(竹宮哲哉君) 原油価格・物価高騰等総合緊急対策における支援措置として、まず、先日、補正予算を先議いただきました低所得の子育て世帯に対し、その実情を踏まえた生活支援として、子育て世帯生活支援特別給付金支給事業を実施いたします。  事業の概要は、低所得の子育て世帯へ、児童1人当たり5万円を給付するものでございます。
     また、国は5月末、令和4年度に新たに非課税となった世帯に対し、10万円を給付する、住民税非課税世帯等に対する臨時特別給付金の支給を決定しました。これを受け、本市でも、対象となる方に早急に給付ができるよう準備を進めているところでございます。 135 ◯議長(能勢秋吉君) 並木議員。 136 ◯12番(並木幹男君) 生活者支援について、これは、今、部長から答弁がございましたものは、今回の交付金対象ではないと思いますけど、今回の交付金で行う事業、福祉関係の事業は、ほかにはございませんか。 137 ◯議長(能勢秋吉君) 保健福祉部長。 138 ◯保健福祉部長(竹宮哲哉君) 今回の給付金は、コロナ禍における物価高騰などによりまして、生活に困っている方や、食費等の物価高騰に直面する子育て世帯などの支援を強化するための給付金となっております。このため、市独自にさらに上乗せをして支給する予定はございません。 139 ◯議長(能勢秋吉君) 並木議員。 140 ◯12番(並木幹男君) 分かりました。  次に、3番目に、給食費値上げ抑制のための臨時交付金の活用について質問いたします。  文部科学省は、自治体に対する要請として、「政府は、学校給食等の負担軽減として、地域の実情に応じ、これまでどおりの栄養バランスや量を保った学校給食等が実施されるよう、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を拡充・活用し、コロナ禍において、物価高騰等に直面をする保護者の負担軽減に向けた自治体の取組を強力に促し、必要な支援を迅速に行うこと」としています。  学校給食を実施する学校設置者におかれては、これらのことを踏まえ、関係部局等と緊密に連携をし、コロナ禍における原油価格・物価高騰対応分を活用し、学校給食等の保護者負担の軽減に向けた取組を進めていただくようお願いしますとしています。  これも、昨日の一般質問の中で、答弁については出されておりますので……。物価高騰で、学校給食に対する支援は待ったなしです。しかし、今回の臨時交付金は、あくまで1年限りの措置で、自治体が来年度以降も取組を継続するには、独自に財源を確保する必要があると考えますが、来年度以降の取組についての市の考えを、市長に伺います。 141 ◯議長(能勢秋吉君) 市長、御登壇願います。 142 ◯市長(松下浩明君) 並木議員の給食費値上げ抑制のための臨時交付金活用についての御質問にお答えさせていただきます。  昨日、公明党、市川議員の代表質問でお答えしましたとおり、山武市では、緊急対策の趣旨に鑑み、小中学校及び幼稚園、こども園、保育施設等の給食については、従来どおりの質・量を維持し、物価高騰による賄材料費の値上がり分について、保護者の追加の負担を求めることのないよう、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用いたしまして、学校給食費を据え置いてまいります。  今後の学校給食費に対する支援につきましては、国の動向を見定めながら、保護者の追加負担にならないように検討してまいりたいと考えております。 143 ◯議長(能勢秋吉君) 並木議員。 144 ◯12番(並木幹男君) ぜひ、来年度以降も、値上げにならないような対策をお願いいたします。  今回の質問で、学校給食に関連して、学校給食の無償化の考え方について伺います。  学校給食の無償化の議論は、今に始まったことではありません。憲法制定から間もない1951年、参議院の委員会での日本共産党の議員が憲法に定められた義務教育の無償化の範囲を質問いたしました。  政府は、「現在は、授業料だが、そのほかに、教科書と学用品、学校給食費、できれば、交通費も考えている。」として、まず、教科書の一部無償化を実施をしたところでございます。その結果によって、「次の飛躍を期する。」と答えています。  地域での住民の運動で、自治体として、給食費無償化に踏み切った自治体が増えています。2017年度に文部科学省が行った給食費無償化実施状況調査では、全国1,740自治体のうち、小中学校両方で無償化を実施をしている自治体は、76あります。  また、文部科学省調査2018年によると、全国の小中学校給食の保護者負担は、年間で、総額として、4,451億円に及びます。  物価高騰で、国民が苦しんでいる今だからこそ、国の政策として、学校給食の無償化を実現すべきだと考えますが、学校給食の無償化について、市長はどのように考えておられるのか、また、国へ、このことを要望する考えはあるのか、伺います。 145 ◯議長(能勢秋吉君) 市長。 146 ◯市長(松下浩明君) 学校給食法により、学校給食の実施に必要な施設及び設備に要する経費並びに学校給食の運営に要する費用のうち、政令で定めるものは、義務教育諸学校の設置者の負担として、規定する経費以外の学校給食に要する経費は、児童または生徒の保護者の負担となっております。  現在、市の支援といたしましては、少子化対策の面から、こども園、幼稚園給食では、第3子から給食費を無料としております。  また、小中学校の給食につきましては、子どもの貧困対策として、生活保護世帯や就学援助制度の該当世帯につきましては、給食費の公費負担をしておるわけでございます。  先日、千葉県議会におきまして、知事が、子どもの多い世帯の家計負担が懸念されることから、市町村と連携して検討を行い、年度内に子どもの多い世帯を対象とした無償化が実施できるよう、準備を進める答弁がされておりました。  市としては、これを受けまして、県の動向に注視してまいりたいと考えております。  また、他団体の無償化の取組につきましては、承知しておりますけれども、全ての小学生の給食費を無償化にするには、毎年、多額な財源の確保を要するわけでございまして、これは、慎重に議論を重ね、検討すべきであると考えております。  国への要望につきましては、これも検討してまいりたいと思います。ありがとうございます。 147 ◯議長(能勢秋吉君) 並木議員。 148 ◯12番(並木幹男君) ぜひ、国等へ要望していっていただきたいと思います。よろしくお願いします。  次に、大きい2番目で、住環境の整備について質問します。  最初に、通学路の安全対策について、去年行った交通安全プログラム調査の進捗状況と、今年度行う安全点検の実施計画について伺います。 149 ◯議長(能勢秋吉君) 教育部長。 150 ◯教育部長(小川宏治君) お答えいたします。  昨年度7月27日に実施しました、通学路の緊急一斉点検の14か所は、外側線の引き直し、草木の剪定、通学路標識の掲示、カーブミラーの調整、用地買収の確認、スピード抑制のための道路標示(運転手への注意喚起の看板)や路面整備(グリーンベルトや外側線)などでございます。そうしたことなど、具体的な対策・改善を行い、13か所が完了しました。残り1か所につきましても、今年度中に完了できるよう、関係機関が取り組んでおります。  また、点検結果や対策内容につきましては、関係者間で認識を共有、市民への情報開示のために、対策一覧表を作成し、ホームページに進捗状況を公表しております。  今年度の取組といたしましては、4月19日に通学路安全推進会議を実施し、担当者に、昨年度までの合同安全点検の経緯や方法、及び、今後は、毎年、山武市全体を合同点検することを確認しました。  そこで、担当者に新たな通学路危険箇所の調査を依頼し、5月末までに81件の報告を受けました。  現在、6月30日に各関係機関等と実施する通学路合同点検に向けて、81件の箇所について、緊急性の優先度や現場状況等を事前確認しているところでございます。  合同点検後は、11月9日の通学路安全推進会議で、危険箇所の対策・改善の進捗状況を確認します。  合同点検と並行して、引き続き、通学路の危険箇所について、関係機関と連携を図りながら対応してまいりたいと考えております。  以上です。 151 ◯議長(能勢秋吉君) 並木議員。 152 ◯12番(並木幹男君) 答弁がございましたけど、毎年、合同点検をしていくということで、引き続き、子どもたちの安全のために、施策を行っていっていただきたいと思います。  続きまして、夏の時期は、道路脇や歩道の雑草が生い茂り、児童生徒の通学時の妨げになる場所も、多く見受けられます。この時期の道路の除草作業は、どのように進めていくのか、伺います。 153 ◯議長(能勢秋吉君) 教育部長。 154 ◯教育部長(小川宏治君) お答えいたします。  雑草によって、通学路沿いの妨げになっている箇所につきましては、学校や保護者、市民からの連絡が情報源となっております。窓口として、教育委員会、土木課、環境保全課等で連絡を受けて、現場の確認を行い、関係機関と情報を共有したり、つなげたりすることで、早急に対応しております。  県道や市道など、道路を管理する土木課等と連携を強化し、対策のスピード化を、今後も意識して取り組んでまいりたいと考えております。  以上です。 155 ◯議長(能勢秋吉君) 並木議員。 156 ◯12番(並木幹男君) この時期は、雑草がかなり伸びている時期でもございますので、早急な対応をよろしくお願いいたします。  続きまして、2番目で、道路拡幅及び改修について質問いたします。  主要地方道成東酒々井線の道路整備について、この路線は、圏央道山武成東インターチェンジから国道126号に向かい、しばらくは、道路整備が完了していますが、板附地区から国道126号までの区間は、歩道がなく、道路の幅も狭く、大型車両の擦れ違いが難しい状況にあります。  道路整備の計画など、現在の状況をお聞かせください。 157 ◯議長(能勢秋吉君) 建設環境部長。 158 ◯建設環境部長(今関正典君) 主要地方道成東酒々井線の道路整備につきまして、事業主体である千葉県山武土木事務所に確認したところ、以前、事業に着手しましたが、合意形成が取れず、事業が止まった経緯があると聞いております。 159 ◯議長(能勢秋吉君) 並木議員。 160 ◯12番(並木幹男君) 現在、計画がないというお答えです。  板附地区の道路の降雨時の現状ですが、側道がついていない箇所があって、道路に水がたまるほか、民地へ雨水が流れ込んでいる箇所も確認できます。このような場所については、計画を別として、側溝設置などの対策は取れないのか、伺います。 161 ◯議長(能勢秋吉君) 建設環境部長。 162 ◯建設環境部長(今関正典君) 千葉県山武土木事務所へ確認したところ、当初の整備計画を優先すべき部分もありますが、民地へ雨水の流れ込みが確認できるようであれば、必要な対策を講ずると聞いております。 163 ◯議長(能勢秋吉君) 並木議員。 164 ◯12番(並木幹男君) 私が質問をした場所は、日向方面から行くと、右側には側溝は入っているのですが、左側(山側)については、全く側溝がないという状態で、その場所については、矢部方面から来ると、急にかなり狭くなるような道路状況がございます。大型車両が1度落ちたりなどということも見たことがございますので、その辺の側溝整備については、早急に要望していただきたいと思います。  和田踏切から板附間の道路は、山武成東インターチェンジへも通じます主要な道路だと思いますので、ぜひ、これからも県に要望をしていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。  小項目の3番目で、日向駅前の県道日向停車場極楽寺線と県道成東酒々井線の道路整備について伺います。  県道成東酒々井線については、日向台を抜けるバイパスが平成4年に開通しましたが、その後、日向駅前の旧道の歩道整備を要望していますが、事業化に至っていないという状況です。  県道バイパス整備に伴い、県による旧道の新たな整備は難しい状況と聞いていますが、市として、今後どう対応していくのか、お聞かせください。 165 ◯議長(能勢秋吉君) 建設環境部長。 166 ◯建設環境部長(今関正典君) 県道のバイパス整備が完了すると、旧道部分の新たな整備については、県では大変難しい状況で、速やかな旧道の移管が求められると、県より聞いております。  旧道の歩道設置につきましては、旧道の移管作業を進めた中で、県と協議するなど、実現可能な手法を検討する必要があると考えております。  県道日向停車場極楽寺線につきましては、日向駅から、現在、県で整備している雨坪地先までの区間の安全対策を、継続的に県に要望いたします。 167 ◯議長(能勢秋吉君) 並木議員。 168 ◯12番(並木幹男君) 旧道移管ということで、おそらく、市道になるのかと思いますが、その辺については、旧道移管の作業を早急に行っていただいて、市としても整備が進められるようにしていっていただきたいと思います。  今の道路に関連して、現在実施している雨坪地先の道路工事について、今期の工事で整備が完了するのか、伺います。 169 ◯議長(能勢秋吉君) 建設環境部長。 170 ◯建設環境部長(今関正典君) 現在工事中の区間につきましては、今期の工事で、歩道及び車道の工事が完了すると、県より聞いております。 171 ◯議長(能勢秋吉君) 並木議員。 172 ◯12番(並木幹男君) この道路については、もう何十年も前から、拡幅が望まれていたところです。現在工事中ですが、道路の左右差がかなり出ていまして、おそらく、それを直しているところだと思います。昨日の一般質問でも少し出ていましたけど、その先のカーブ付近の工事は、この道路工事完了後になるのか、その辺について伺いたいと思います。 173 ◯議長(能勢秋吉君) 建設環境部長。 174 ◯建設環境部長(今関正典君) 昨日の答弁と同じになりますが、現在工事を行っている区間から、日向方面の境界立会いを行い、その部分については、来年度以降に工事を予定していると、県より聞いております。 175 ◯議長(能勢秋吉君) 並木議員。 176 ◯12番(並木幹男君) 分かりました。  次に、小項目の4番目で、雨坪地先から日向の森までの道路整備についてですが、事業着手まで、数年かかるとの答弁でした。  この道路は、道路幅が狭い道路ですが、近年、通行車両が増加しています。そのため、修繕作業を行っても、良好な状態を保っている期間が短く、容易に道路がわだちになる状況にあると考えられます。  これから完成するまでの間の道路管理について、どう対応するのかをお聞きします。 177 ◯議長(能勢秋吉君) 建設環境部長。 178 ◯建設環境部長(今関正典君) 当該路線の整備に向けて、工事着手までの間は、これまでと同様に、道路パトロールを行い、修繕箇所の迅速な対応に努めたいと考えております。  また、用地が確保された箇所から、順次、工事を行い、安全対策を施して、待避所として機能させながら、道路開放をする予定でございます。 179 ◯議長(能勢秋吉君) 並木議員。 180 ◯12番(並木幹男君) さんぶの森までの間の道路ですけれども、かなり狭い道路であるため、現在でも、かなり壊れている状況があります。補修工事は、早急にやっていただけるのか、その辺について伺いたいと思います。 181 ◯議長(能勢秋吉君) 建設環境部長。 182 ◯建設環境部長(今関正典君) 現地を確認しながら、対応してまいりたいと思います。 183 ◯議長(能勢秋吉君) 並木議員。 184 ◯12番(並木幹男君) その点について、ぜひ、よろしくお願いします。  大きい3番目で、自然災害に備えるための河川改修について、質問します。  現在、作田川改修事業が、県により進められていますが、完成した区間において、土砂の堆積や草木が繁忙している状況です。
     継続的に維持管理事業を行っていただいていますが、今年度、どれぐらいの事業を予定しているのかを伺います。 185 ◯議長(能勢秋吉君) 建設環境部長。 186 ◯建設環境部長(今関正典君) 作田川の河道掘削について、千葉県山武土木事務所へ確認したところ、今年度事業として、椎崎地先の新殿内橋から上流側へ約350メートル進んだ箇所を起点とし、そこから上流側の約150メートルの区間において、川幅の区域を掘る河道掘削を実施すると、県より聞いております。 187 ◯議長(能勢秋吉君) 並木議員。 188 ◯12番(並木幹男君) 分かりました。  次に、さらに上流部も堆積している状況ですが、来年度以降も実施するのか、伺います。 189 ◯議長(能勢秋吉君) 建設環境部長。 190 ◯建設環境部長(今関正典君) 河道掘削について、千葉県山武土木事務所へ確認したところ、河道内の堆積状況に応じて、下流側から順次対応しているところであり、今後も、河川の流れの状況を確認しながら、効果的に土砂撤去や樹木の伐採を行っていくと、県より聞いております。 191 ◯議長(能勢秋吉君) 並木議員。 192 ◯12番(並木幹男君) 引き続き、要望をお願いいたします。  小項目3番で、作田川上流部の源川の補修管理について質問します。  現在、下布田地区においては、地区の奉仕作業の一環で、源川の補修などを行ってきました。台風など大雨により、大きく補修が必要となった場合は、市へ補修依頼をしているところですが、近年、奉仕作業参加者の高齢化により、これまで行ってきた作業が難しくなることが懸念されています。  源地区の武勝、雨坪地区でも同様な状況があります。  今後の対応を、市として、どのように考えているのかを伺います。 193 ◯議長(能勢秋吉君) 建設環境部長。 194 ◯建設環境部長(今関正典君) 地区の奉仕作業参加者の高齢化については、以前から、懸念されているところでございます。特に御質問にある水路・道路の修繕作業につきましては、現場の状況により、奉仕作業の域を超える作業になる場合も考えられます。  市としましては、軽微な作業については、奉仕作業の一環として、引き続き、実施していただき、状況により、市へ御相談いただく形を取っていきたいと考えております。 195 ◯議長(能勢秋吉君) 並木議員。 196 ◯12番(並木幹男君) 災害時でなくても、大雨で崩れる箇所も見受けられますので、また、要望等もしていきたいと思います。よろしくお願いします。  大きい3番目で、脱炭素の取組について質問します。  地域の排出構造と対策の基本方針について伺います。  日本のCO2排出割合では、発電時の排出をまとめると、火力発電所が約37%、石油精製とコークス製造を合わせて約40%、素材系4業種が約20%で、合わせて約60%、鉄鋼などの廃棄物焼却分5%を入れると、約65%になります。日本全体では、これらの業種の大規模な事業所の排出割合が高くなっています。  ただし、火力発電所の排出削減は、供給側で、石炭を減らすことや再エネ割合を増やすことなどとともに、消費側の省エネも対策の一つとなっています。  一方、全国、約1,700自治体の多くは、大規模事業所は、域内にはなく、産業部門でも、規模の小さな工場や農林水産業、建設業、業務部門、家庭、運輸部門などの排出になっており、これら全体の省エネが課題です。  また、購入電力の排出をまとめると、排出の半分が、購入電力という自治体も多く、地域での再エネ発電所増設や、小売の電気を消費者側から選ぶ対策の余地が大きいことが考えられます。  日本国内では、2022年1月末現在では、598自治体が、2050年排出実質ゼロ目標を掲げています。排出実質ゼロ宣言をした都道府県と市町村の人口を重複がないように加えると、1億1,500万人と、日本の人口の大半を占める多くの自治体は、事前に詳細な削減目標を積み上げて、試算を行い、宣言をしているわけではなく、脱炭素の必要性の判断で行っています。  今後は、目標を定めていないところは、2050年またはそれ以前の排出ゼロ目標を定め、さらに目標を定めたところは、意欲的な2030年、2050年目標を達成するための地域対策ロードマップを達成するための制度が課題となっていますが、山武市における脱炭素の取組について伺います。 197 ◯議長(能勢秋吉君) 市長。 198 ◯市長(松下浩明君) 2050年のゼロカーボンシティの実現に向けた取組といたしましては、市民、事業者、行政との協働の下、省エネルギー化、省資源化を推進するとともに、再生可能エネルギーの利用促進や市内の豊富な森林の整備、保全及び利活用について、取り組むこととしております。  そして、オール山武で取り組んでいくためにも、事業者や市民一人一人の3R(リデュース、リユース、リサイクル)の取組が、特に重要と考えております。その促進と情報発信をし続けながら、脱炭素化を目指す取組への合意形成を図っていきたいと考えております。 199 ◯議長(能勢秋吉君) 並木議員。 200 ◯12番(並木幹男君) 一つだけ、追加で質問します。今年度、目標値を決めるために行う調査があるとのことですが、いつ頃までに目標値を決める予定であるのか伺いたいと思います。 201 ◯議長(能勢秋吉君) 建設環境部長。 202 ◯建設環境部長(今関正典君) 今年度、地域再生エネルギー導入策定業務を委託する予定でございます。そして、その調査結果によりまして、目標値を決めていきたいと思いますが、策定の時期までは、今の時点ではお答えできかねます。 203 ◯議長(能勢秋吉君) 並木議員。 204 ◯12番(並木幹男君) 分かりました。  次に、2番目として、省エネと再生可能エネルギーの普及について質問します。  排出の大きな事業所が市内にない自治体では、対策は、省エネでエネルギー効果を上げて、エネルギー消費量を大幅に削減し、再エネを大きく増やし、化石燃料をゼロにしていく二本柱であると考えられますが、これまで市が行ってきた省エネ・再エネの取組についてと、今後の取組について、伺います。 205 ◯議長(能勢秋吉君) 建設環境部長。 206 ◯建設環境部長(今関正典君) 現在、市では、第3次山武市地球温暖化対策実行計画の事務事業編に基づいて、市の事務事業に伴う温室効果ガスの排出量を削減するための取組として、省エネ・省資源化の取組の推進、施設・設備の省エネ対策、再生可能エネルギーの導入拡大、その他の環境負荷低減に向けた取組に努めております。  一般事務全般及び庁舎をはじめとする公共施設で実施している具体的な取組として、不要な照明の消灯、クールビズやウォームビズ、グリーンカーテンの設置のほか、施設整備時には、遮熱・断熱性能に優れた窓ガラスや高効率空調機器、LED照明の導入、また、OA機器導入時には、省エネルギー機器を優先的に選定するなど、率先した省エネルギー行動によって、地球温暖化対策を推進しております。  市民への働きかけとしては、日常生活の中で実施できる省エネルギー行動や省資源化、環境に配慮した具体的な取組等について、広報紙を通じ、周知・啓発を行っております。  また、市民による再生可能エネルギー導入に対する支援として、令和4年度は、定置用リチウムイオン蓄電システム、家庭用燃料電池システム、窓の断熱改修、太陽熱利用システム、電気自動車、V2H充放電設備の導入について、補助制度を設けております。  今後とも、地球温暖化対策として、日常生活の中で実施できる省エネルギー行動や省資源化、環境に配慮した取組等の促進が図れるよう努めてまいります。 207 ◯議長(能勢秋吉君) 並木議員。 208 ◯12番(並木幹男君) 引き続き、ぜひ、市民の方にも広めていっていただきたいと思います。  次に、3番目で、プラスチックごみの実態と今後の課題について質問します。  環境省の容器包装廃棄物の使用・排出実態調査の概要によると、2020年度の家庭ごみに占める容器包装の割合は、容積比率で63.2%です。家庭ごみに占める容器包装プラごみは、49.9%で、家庭ごみの容器包装の79%、約8割を占めています。  一方、重量比では、家庭ごみに占める容器包装の割合は23.3%で、プラが占める割合が10.4%です。家庭ごみの容器包装の重量比でも、プラが45%を占めます。  つまり、家庭ごみの容器包装の容積比、重量比とも、プラが占める割合が大きくなっています。  環境省は、2022年4月からのプラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律の施行に先立って、「プラスチック使用製品廃棄物の分別収集の手引き」を発表しました。  今後のプラスチックごみの分別収集方法は、どのように変わっていくのか、伺います。 209 ◯議長(能勢秋吉君) 建設環境部長。 210 ◯建設環境部長(今関正典君) 現在、山武郡市環境衛生組合におけるプラスチックごみの処理状況については、ペットボトルと白色トレーを資源ごみとして回収し、リサイクルしており、その他のプラスチックごみは可燃ごみとして収集し、焼却処分を行っております。  しかしながら、プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律が、本年4月に施行されるなど、プラスチックの資源循環の推進は重要な取組であると、山武郡市環境衛生組合では認識しており、プラスチックごみの分別収集を進めるに当たり、まずは先進事例の調査や専門家からの意見聴取、さらには取り組む上での課題の洗い出し等を行っていくと伺っております。 211 ◯議長(能勢秋吉君) 並木議員。 212 ◯12番(並木幹男君) 続きまして、環境省は、焼却重視からリサイクル優先への方針転換で、自治体が心配していることに関し、「今回の法案の措置により、中間処理施設を縮小したり、あるいは、その設置も不要にできる場合があるので、設備コスト、立地の制約が緩和され、様々な効率化が可能。分別収集によって、焼却廃棄物量が減る。確かに、売電収入の減少ということで、収入減にはなるが、一方で、長期的には、焼却炉のサイズを抑えることが可能になるので、ごみ処理全体の費用の効率化を図ることにつながると考える。これらを踏まえ、環境省としては、プラの資源回収を進めるべきと思っているので、法案の仕組みに合わせて、前向きに分別収集・リサイクルに取り組む自治体をしっかり応援していく。」「焼却施設数と処理能力がさらに適正かつ合理的な規模となるように、サイズが小さくなっていくように、国としても取り組んでいきたい。」としています。  今後、施設の新設が進められる山武郡市環境衛生組合において、プラスチックごみの取扱いについては、どのような計画にしているのか、伺います。 213 ◯議長(能勢秋吉君) 建設環境部長。 214 ◯建設環境部長(今関正典君) 山武郡市環境衛生組合にて進めている、新ごみ処理施設整備計画は、プラスチックごみをプラスチック資源として回収するのではなく、他の可燃物と同様に焼却処理し、その際に発生する燃焼エネルギーを活用して、発電することにより、プラスチック資源を無駄にすることなく、電力として回収する計画であると伺っております。  しかしながら、昨今の法制定などの国の動向等からも、プラスチックの資源循環については、急速な進展が見込まれる中、山武郡市環境衛生組合では、新ごみ処理施設整備計画における今後のプラスチックごみの取扱いについて、構成団体である山武市、芝山町、横芝光町と調整を図っていくこととしており、施設整備計画を変更することもあると伺っております。 215 ◯議長(能勢秋吉君) 脱炭素の取組についての質問は、以上となりますか。 216 ◯12番(並木幹男君) はい。 217 ◯議長(能勢秋吉君) 教育部長から訂正があります。 218 ◯教育部長(小川宏治君) 発言の訂正をさせてください。  前の小川一馬議員の代表質問の答弁の際、学校図書室の蔵書数と利用状況の答弁の中で、中学校の平均蔵書数について、数の誤りがありました。1万150冊が正しい数字でしたので、訂正させていただきます。申し訳ございませんでした。 219 ◯議長(能勢秋吉君) ここで暫時休憩いたします。再開は午後1時10分といたします。              (休憩 午前11時58分)              (再開 午後 1時09分) 220 ◯議長(能勢秋吉君) 再開します。休憩前に引き続き、会議を開きます。  並木議員。 221 ◯12番(並木幹男君) 4番目で、公共交通について質問します。  山武市地域公共交通網形成計画の中で、山武市の公共交通の課題として、まちづくりから見た課題として、地域交流拠点の多様な魅力を高める公共交通サービスの提供や周辺都市との連携を高めるアクセスの強化、また、市民意向から見た課題として、福祉的な視点からの公共交通の活用促進、市民ニーズに対応した既存路線の改善、成田空港周辺地域へのアクセス性の向上という方向で、施策を促進してきているところだと思います。今後も、市民ニーズに対応した改善も行っていってほしいと考えます。  基幹バスについて、何点か伺います。  基幹バスの利用状況について、令和3年度の利用実績と利用者数の多いバス停について伺います。 222 ◯議長(能勢秋吉君) 総合政策部長。 223 ◯総合政策部長(荒木康之君) 令和3年度実績に基づく基幹バスの利用者数は、延べ3万8,792人となっており、前年度と比べて、約10%強の利用者が増加しております。  次に、乗降客数が多いバス停についてでございますが、まず、乗降客数が一番多かったバス停は、年間8,481人の乗降があった、JR成東駅前の成東駅バス停となります。これは、利用客のうち、約2割程度の方が、成東駅バス停を利用した計算になります。  次に、多かったのが、MEGAドン・キホーテ成東店付近のさんバス姫島バス停で、7,251人、続いて、さんむ医療センターバス停の4,460人という順になっております。 224 ◯議長(能勢秋吉君) 並木議員。 225 ◯12番(並木幹男君) 2番目に、基幹バスの運行改善として、これまで様々な改善がされてきていると思いますが、どのような改善がされてきたのか、伺います。 226 ◯議長(能勢秋吉君) 総合政策部長。 227 ◯総合政策部長(荒木康之君) 平成22年10月の運行開始から現在に至るまで、利用状況や御要望に応える形で、ルートの見直しや発着時間の見直しを行ってまいりました。  ルートの見直しに伴い、バス停の数も増加し、運行開始時に、23か所でスタートしたバス停は、現在、62か所となっており、運行当初から比較すると、39か所増設されております。  また、近年の改善策といたしましては、令和3年に運賃支払い時の電子決済導入やJR日向駅前ロータリーに上屋や待合用のベンチの設置、本年4月からは、チーパスによる子育て世帯に対する割引支援を開始しております。 228 ◯議長(能勢秋吉君) 並木議員。 229 ◯12番(並木幹男君) 今まで、ルート見直しとバス停の設置数を増やす改善をされてきているわけです。さんぶの森公園前のバス停についてですが、利用者は、多いほうだとは思うのですが、そこに上屋の設置をしてほしいという要望があります。  現在、個別のバス停への上屋設置というのは、おそらく、日向駅だけだと思うのですが、その辺については、どのように考えていますか。 230 ◯議長(能勢秋吉君) 総合政策部長。 231 ◯総合政策部長(荒木康之君) バス停における待合環境の向上につきましては、バス停の利用状況やバス停周辺の設置環境により、可能な範囲で、ベンチの設置等、待合環境の向上を図っております。  しかし、全てのバス停にベンチや上屋を設置するということは難しいため、引き続き、利用状況や設置環境の確認をしながら検討してまいります。  御質問のあったさんぶの森公園前のバス停の上屋設置につきましては、歩道との兼ね合い等、難しい面が多いと思われますが、引き続き、待合環境の維持・向上に努めてまいります。 232 ◯議長(能勢秋吉君) 並木議員。 233 ◯12番(並木幹男君) ぜひ、バス利用の多いところについては、今後、検討していっていただきたいと思います。  次に、4点目で、基幹バスのルート見直しについてですが、昨年の12月議会でも質問をしました。今回、公明党の長谷部議員からもありました。  次期計画策定に当たって、地域性もありますが、地域ニーズに対応して、成東駅を起点とした循環バスへの変更を、私としても要望したいと思っています。  バス路線があるところについては、巡回バスは要らないというところもあるとは思うのですが、山武地区などでは、巡回バスの要望が強いです。今後、見直しを考えてほしいと思いますが、その辺については、いかがでしょうか。 234 ◯議長(能勢秋吉君) 総合政策部長。 235 ◯総合政策部長(荒木康之君) 現在の交通体制ですけれども、10年が経過しております。時流に沿った見直しも必要かと思われますが、運行体制の大きな変更は、現在の利用者への影響や既存交通機関への影響等があることから、市全体の交通体制を考える中で、慎重な検討が必要だと考えております。  今お話がありましたが、現在、交通計画は、令和5年度が終期のため、令和6年度以降の新たな交通計画については、本年度から計画の準備を進めているところであります。この過程におきまして、基幹バスの運行主体である山武市地域公共交通活性化協議会において、運行体制の見直しを含め、検討してまいりたいと考えております。
    236 ◯議長(能勢秋吉君) 並木議員。 237 ◯12番(並木幹男君) 次期計画の中では、ぜひ、その辺も検討をしていただいて、確かに大きな変更という点にはなると思いますけれども、その辺を望む声も多いので、それについては、ぜひお願いしたいと思います。  大きい2番目で、乗合タクシーについて、この4月から乗車料金が改定されましたが、その影響について、問合せ等があれば伺います。 238 ◯議長(能勢秋吉君) 総合政策部長。 239 ◯総合政策部長(荒木康之君) 本年4月から、地域内運行、1乗車当たり、大人500円の運賃改定を行っておりますが、運賃改定に伴う激変緩和措置として、令和4年度中につきましては、100円を減額し、一律400円で運行しております。  利用者の方からの問合せの中には、普段利用するものなので、たとえ100円上がっても、厳しいという声は頂戴しておりますが、持続可能な制度とするため、何とぞ御理解と御協力をお願いしたいと思っております。 240 ◯議長(能勢秋吉君) 並木議員。 241 ◯12番(並木幹男君) 分かりました。大きな混乱はないということです。  2つ目に、地域外運行について、現在、11か所の公共施設まで、地域外運行を行っていますが、さらに広げる考えはありますか。 242 ◯議長(能勢秋吉君) 総合政策部長。 243 ◯総合政策部長(荒木康之君) 乗合タクシーの地域外運行につきましては、昨年10月に、JR成東駅など、9施設を追加していただき、利用者の方からは好評の声をいただいております。  しかしながら、今回、追加とならなかった公共施設や医療機関、商業施設などについても、地域外運行に関する要望としていただいております。  この質問の地域外運行に関する乗り入れ箇所の追加につきましては、本年度実施を予定しております、公共交通に関するアンケートをはじめ、まちづくりアンケートや利用者様からの御要望等により、地域ニーズを十分に把握し、山武市地域公共交通活性化協議会において、検討してまいります。 244 ◯議長(能勢秋吉君) 並木議員。 245 ◯12番(並木幹男君) 昨日も、公共交通に関するアンケートを実施するということでしたけれども、数も聞きました。2,000名と利用者500名ということで、昨日、伺いました。  もう少しアンケートの数を増やしていただいて、地域が無差別ということでしたけれども、特に公共交通のないような地域の方の意見も聞けるような形で、地域性も併せて、アンケート実施を行っていってほしいと思いますが、その辺ではいかがでしょうか。 246 ◯議長(能勢秋吉君) 総合政策部長。 247 ◯総合政策部長(荒木康之君) 今、いただいた御意見ですが、人数などといったものは、この場ではあれですけれども、できるだけ、市民の方のニーズを把握できるようなアンケートになるよう、その辺は、いろいろ協議していきたいと考えております。 248 ◯議長(能勢秋吉君) 並木議員。 249 ◯12番(並木幹男君) ありがとうございました。公共交通に関しては、これで終わります。  次の山武市地域公共交通網形成計画作成までは、まだ時間がありますので、今年度のアンケート調査の結果も踏まえて、利用ニーズに合った改善策を、また、公共交通空白地域も埋まるような公共交通の計画につなげられるよう要望いたしまして、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 250 ◯議長(能勢秋吉君) 以上で12番、並木幹男議員の個人質問を終わります。  次に、8番、石川和久議員の個人質問を許します。  石川和久議員、御登壇願います。 251 ◯8番(石川和久君) 議席番号8番、さんむ21、石川でございます。議長にお許しをいただきましたので、一般質問に登壇させていただきます。  市長には、明確な御答弁をお願いしたいと思います。よろしくお願いいたします。  まずは、質問に入ります前に、去る4月17日に行われました山武市長選挙におきまして、見事、2期目の当選を果たされました、松下市長に対しまして、心からお祝いを申し上げます。  市長は、この選挙戦では、「この素晴らしい故郷を次世代にしっかり引き継ぎたい!」、サステナブル、これは継続、引き続き、持続可能なという意味でしょうか。「サステナブルさんむ「未来への布石」人・もの・文化が循環する持続可能なまち、山武市を目指す」と掲げ、1期目の実績や今後の取り組む重点施策などを訴え、2期目の当選を果たされました。  市長が目指す、さらなる魅力ある山武市の実現に向けて、私も大いに期待をしているところでございます。これからの御活躍を心から御期待を申し上げます。  それでは、通告に従いまして、順次、質問に入らせていただきます。  はじめに、1期目の実績と課題についてお伺いいたします。  4年前、市長は、継続と開進を旗印に、地域再生、8つの宣言を打ち出し、全ての宣言を人口減少対策につなげるとし、多くの政策を市民とお約束し、1期目の当選を果たし、市政運営に取り組んでまいりました。  当時、市民にお約束した公約については、どうでしょうか。市長の掲げた公約は、市民との契約事項であり、約束事でもございます。仮に努力を重ねても、達成できない場合、様々な理由等はありますが、市民に対しても御説明をすることが必要ではないでしょうか。  1期目では、令和元年の房総半島台風などの災害、新型コロナウイルス感染症などの経験したことのない出来事、様々な対応があり、思うような市政運営ができなかったことと思いますが、4年間、市政運営のかじを取り、政策を行ってこられたわけでございます。  市長御自身でも、4年間を振り返り、よくも悪くも、様々な角度から、自分の政策を分析されてこられたことと思います。  そこで伺いますが、もし1期目の政策評価をされたとすれば、今現在、どのような思いでしょうか。御所見をお伺いします。 252 ◯議長(能勢秋吉君) 市長、御登壇願います。 253 ◯市長(松下浩明君) 石川和久議員から、市長の公約について御質問いただきました。  1期目の公約といたしまして、大きく8つの政策を掲げ、それらを、第2次総合計画において、重点項目として連動させ、行政運営を行ってまいりました。  市長就任後の取り巻く環境と申しますか、思わぬことなどが発生し、大変厳しい中ではありましたが、自分とすると、4年間を、一生懸命やってきたかと思います。  私が市長に就任して、主な取組でございますけれども、よいことは、あまり伝わっていかずというところもあるのですが、主なものを少し申し上げます。  国際環境認証ブルーフラッグの取得。これは、国内で、同時で3番目であったということ。  ゼロカーボンシティへの宣言。これは、千葉県初ですが、将来に向けての政策であるということ。  圏央道山武PA設置の決定。これは、将来に向けて、圏央道を使っていただくために、山武市としても、大事に扱っていけるかなと思います。  令和元年房総半島台風被害の中で、農業復興支援事業も、県内のトップクラスの実績で行っていること。  さんむ医療センターの建て替えも行って、今、進めているところであります。  また、皆様方にもいろいろ御協力をいただき、人口減少策としての企業誘致条例の制定でございます。これは、文化財の調査補助つきということで、千葉県では、やはり、山武市しかございません。国でも、京都でしょうか。京都市が持っているのかなと思います。まして、市といたしますと、こういうものが大事かなという思いで、つけさせていただいております。  また、空き家対策の条例の制定。  松尾小学校の建て替え。  松尾駅前排水整備。  井之内の築山整備。  災害を受ける前、また、受けてからということで、災害協力協定の締結。茨城県の常総市、静岡県の牧之原市、山形県の長井市、また、その前に、東日本大震災後、大船渡市とも協定を結んでいるということであります。  コロナの中で、千葉県ペストコントロール協会との協定。  トヨタ勝又グループ、NTT、大塚製薬の健康増進協力協定。  これから、いろいろ問題になってくる、その前に対応しようということで、千葉県司法書士協会との協定の締結も、早めにやっております。  千葉銀行、ちばぎん総合研究所とSDGs連携協定。  JALや千葉大学、千葉商科大学の学生隊による協力。こういうことも、魅力を発信していくということで、協力をいただいております。  そして、この議会でも、お話が出ましたけれども、蓮沼海浜公園の再整備に向けて、これも動き出させていただきました。  さんぶの森診療所の開設もできました。  地域包括支援センターは、市内3か所にすることができたということ。  東消防署の建て替えも、進んでおります。  市役所の中では、パスポート発券事務の開始。  災害のときの液体ミルクの備蓄。  ひとり親世帯に対しては、分かりやすく応援できるようにということで、「ひとり親家庭への応援ハンドブック」を作成したり、また、「おくやみハンドブック」も作成いたしました。  認知症高齢者の見守りの体制の強化、これは徘徊見守りシールの実施をした。  シルバー人材センターにお願いして、今、広報さんむの全戸配布を行っているところであります。  広報無線によりまして、児童生徒の帰宅時の見守りのお願いなど、少しずつですけれども、できることを、一生懸命やってきたつもりでございます。  その中で、なかなかできないこともありました。それは、1期目のときには、私は市長ではありませんでしたので、こういうものがあったらいいなということも、正直、リーフレットの中にも入れて、皆様方に提示した経緯があります。  そういったものは、やはり、今のときには合わなかったり、この地域に合わなかったりということもありまして、できていないというところもあります。しかし、やはり、そういう目線も置かないで、少しは持っていることも大事かなと思っております。  とにかく、1期目、4年間、石川議員をはじめ、議員の皆様方に、本当にお世話になって、一生懸命、努めてきたつもりでございます。  その中で、まだまだ、なかなか動かない問題も確かにございます。しかし、2期目に当選をさせていただきましたので、少しでも動くように、全力で対応してまいりたいと考えております。御質問ありがとうございます。 254 ◯議長(能勢秋吉君) 石川議員。 255 ◯8番(石川和久君) ありがとうございます。  継続していた事業など、今、様々な事業をお答えいただき、市長の気持ちが伝わりました。  様々な実績をいただいたわけなんですけれども、なかなかできずにとか、市長ではなかったので、いろいろと市民の意見の中から出てきた政策等もあったことと思います。  そういった中で、1期目の今お話しされた中で、もし課題があって、今後、次の2期目につなげたい、これは、どうしても課題として残ってしまうなどというような内容がありましたら、お聞かせください。 256 ◯議長(能勢秋吉君) 市長。 257 ◯市長(松下浩明君) 1期目の公約で、いろいろ取り組んできたということは、今、申し上げたとおりでございます。その中で、どうしても4年間ではできなかったこともございます。  これからやろうということでございますが、まず、一番は、コロナ対策は当然ですが、そういうことではなくて、成東地区に関しましては、成東中学校の建設問題が大きいこと。  そして、成東駅の南口・北口の整備、成東地区の道路整備。山武市は、どこも、皆、そうでございますけれども、やらなければいけないと思っています。  また、松尾地域に関しましては、空港の機能強化に合わせて……。これは、松尾地域と蓮沼地域、あとは、成東の一部ということもございますけれども、市全体で捉えながら、機能強化に合わせて、どうしていくんだというところも残っております。  また、過疎地域の指定ということで、これも時限立法でございますので、しっかりと対応していかなければいけない。  そのほかには、先ほど、小川一馬議員のお話でもありましたけれども、九十九里浜、九十九里海岸を生かした振興策を、しっかりとつくっていかなければいけない。これは、当然、山武市だけではできませんので、地域の皆様方、関連する方々と一緒に協議していきたいと思っています。  その中で、蓮沼海浜公園の整備ということも、これも、もう少ししてからですが、動き始めます。これは、間違いなく動き始めますので、これは、我々が、次の50年をどうつくるかというところなので、大事なことです。特に夏期だけではなくて、通年型での観光などを考えなければいけないということであります。  山武地域のほうも、今回の御質問の中で、道路整備が非常に遅れているということを、私も痛感いたしました。そういう問題もある。  また、令和元年の台風災害時の停電と被害の大きさに対しての市として、二度とそういうことがないように、取り組んでいかなければいけないので、そういうことで、再エネなどというものをやっていかなければいけない。  今、大きいことで言うと、地区で分けると、大体、そのようなことをしていかなければいけないということを思っております。  また、細かいことは、きっと、もう少しいろいろあろうと思うんですが、大きいところでは、そういうこと等々でございます。 258 ◯議長(能勢秋吉君) 石川議員。 259 ◯8番(石川和久君) 課題ということで、私が、前回、質問させていただきましたが、先ほどお話もありました、昨日も櫻田議員からお話もありました、中学校の統合の件と人口減少対策について、細かい政策のお気持ちもお伺いをしようと思ったんですが、大きなその2つということで、聞かせていただければと思います。  昨日、櫻田議員から質問ございました、成東中学校と成東東中学校の統合の件でございます。このことに関して、もう少し具体的にお伺いをしたいと思います。  山武市立小中学校の規模適正化・適正配置基本計画により、進められてきた学校統合でございますが、前期計画では残すところ、成東中学校、成東東中学校の統合ということです。  まず、現在の成東中学校と成東東中学校の統合の今の計画のスケジュールを教えていただけますでしょうか。  通告では、市長ということですけれども、そのスケジュール的なものなので、よろしければ、部長から答弁をお願いします。 260 ◯議長(能勢秋吉君) 教育部長。 261 ◯教育部長(小川宏治君) 成東中学校と成東東中学校の前期計画でのスケジュールについての答弁をさせていただきます。  平成28年9月に策定された山武市立小中学校の規模適正化・適正配置基本計画において、成東中学校と成東東中学校の統合は、「地域性や通学距離の視点、また、今後の生徒数、学級数の推計や成東中学校校舎の老朽化への対応等を総合的に勘案し、2校での統合を検討します。統合年度は、平成35年(令和5年)4月の開校を目指し、検討します。統合後の学校位置は、地域性や通学距離を考慮し、現成東東中学校を学校位置として検討します。」とされております。  このスケジュールどおりにいきますと、現時点では、どういう段階かということでございますが、統合校の開校に向けた準備は、学校統合準備委員会を設置し、2年をかけて行いますことから、令和5年度の開校となりますと、令和2年度に、具体的な開校への課題とその検討について計画する学校統合実施計画を策定し、令和3年度に、学校長や保護者、教職員、地域住民等の代表で構成される学校統合準備委員会を設置し、今年度は、協議の2年目という段階になっていたというところになります。 262 ◯議長(能勢秋吉君) 石川議員。 263 ◯8番(石川和久君) 今、御説明をいただきました。
     現在は、本来であれば、実施計画を進めているというところなんですけれども、昨日の答弁では、市街地にお造りになりたいというような答弁をいただきました。現計画の成東東中学校の場所を利用するのではなく、また、現在の成東中学校を使うのでもなく、新たに成東の市街地に建て替えるということでよろしいでしょうか。 264 ◯議長(能勢秋吉君) 市長。 265 ◯市長(松下浩明君) 昨日、櫻田議員からの御質問でお答えしたとおりでございまして、これは、1期目の選挙のときに、私とすると、前期計画では、難しいというような判断をさせていただいたとともに、恐らく、選挙でも、市民の皆様方も、そのような感じであって、投票等に当たったのではないかというように、選挙をしている中で、私は感じました。  しかし、成東中学校の統合や建設という問題は、教育長にも、はっきりと、お考えを全部、お聞きしました。「他の学校と違い、成東中学校の老朽化が一番であり、それへの対応をしっかりやらなければいけない。」ということで、私もそれを聞いて、承知はしていましたけど、改めてそのとおりであるなと思いました。  そのような中、私は4年間、少し延ばしてしまいましたので、成東中学校の耐震や施設の整備につきましては、しっかりとやって、注意を万端にしているところでございます。  やはり、現地を見ますと、もう本当に厳しくなっていることは承知をしておりました。そして、いろいろ考えた中で、櫻田議員のところでも言いましたけれども、将来を見据えて、確かに出生数も随分少なくなってきている感じもあるし、今後の児童の推計もあるし、まちづくりもあります。そういう中で、考えた結果、成東中学校と成東東中学校を統合して、それで、新たなところにということが、私としては、その方向でいきたいと決まりました。  ただし、場所等につきましては、これは、まだ全然、つかみも何もないところであります。山武市の中央である成東地区の中学校を建てるということは、本当に大事なことですので、慎重に進めていきたいと思っております。お答えしたことは、そういうことで、市街地で、新たにということでございます。  以上でございます。 266 ◯議長(能勢秋吉君) 石川議員。 267 ◯8番(石川和久君) 成東中学校の老朽化の問題は、前計画の策定の段階で、教育長はじめ教育委員会からは、もちろん、説明も受けていますし、今、コロナ禍で、なかなか、お伺いすることはできませんけれども、成東中学校の運動会や卒業式などにも、私もお伺いしたことがあります。そういった中で、老朽化は、本当にすぐにやらなければいけない問題だということは、私も認識はしていたわけでございます。  その中で、市長のほうで、選挙戦が行われたときに、市民の方から意見が非常に多いということで、このように立ち止まったというわけです。  やはり、議会でも、度々質問が出ていますように、私が市民から聞いている話の中では、場所が云々というか、その計画はどうなっているのかを知りたいということを、私は聞かれることが非常に多かったわけでございます。  そして、議会で、度々、今回で3回目でしょうか。質問をさせていただいているのですが……。市街地にということで、市長の思いもあるんでしょう。  過去の答弁で、市長は、「今後、教育委員会等をはじめ、このことについて協議を重ねていきたい。」と、そのように答弁をされていたわけです。協議を深める、議論を深めていきたい、それでお示ししたいということだったのですが、この今の決断に至るまでに、教育委員会をはじめ教育長と、様々な関係機関と議論はされてきたのかということを、私はお伺いしたいです。できれば、正式な場があれば教えていただきたいですし、どういう形で、教育委員会と協議したのか。新たに建設ということになれば、もちろん、財政課等も関わってくると思います。  そういった様々な機関にわたる中で、協議と議論を深めたのであれば、どういう場で、具体的にどういう内容かということも、分かれば教えてください。 268 ◯議長(能勢秋吉君) 市長。 269 ◯市長(松下浩明君) この問題につきましては、今まで、多くの議員の皆様方から、質問もお受けさせていただきました。  そのときに、その答弁を検討するときには、教育長ともお話をしますし、教育委員会ともお話をします。そういう中で、今後の在り方や進め方ということで、いろいろ聞きながら、先ほど申し上げましたけれども、将来推計もあるし、また、まちづくりのこともあるという中で、私として、判断をしていこうというところで捉えております。  ただ、きちんとしたお話合いというよりも、状況をしっかりと確認して、そして、私も判断をさせていただき、それをまた改めて教育委員会にお渡しするということで、恐らく、議会でも、そのようにお話をしていたと思います。  このように、議会で私も、市街地ということでお示しをさせていただきましたので、今後、教育委員会としっかりと協議をしてから、当然、市民の皆様方には、伝えるときが来ましたら、説明もしてまいりたいと考えているところでございます。 270 ◯議長(能勢秋吉君) 石川議員。 271 ◯8番(石川和久君) 正式的な協議は、教育委員会とはなかったということでよろしいですか。  財政課とは、協議はされましたか。 272 ◯議長(能勢秋吉君) 市長。 273 ◯市長(松下浩明君) 正式というか、どれが正式かということもあれなんですけれども、いろいろな意味で、新たに建てるようになれば、また、お金がかかります。そういったこともありますけれども、それで、しっかりと協議をしたということはありません。 274 ◯議長(能勢秋吉君) 石川議員。 275 ◯8番(石川和久君) 先ほど、スケジュールを聞きましたけど、本来であれば、今、実施計画に入っているときですよね。  議会で、前回、私が質問したときは、まちづくりの中から、新たな場所と用地確保というような答弁で止まっていたと思います。  市民の方は、この一般質問以外で、今、計画が進んでいなければいけない状況の中で、このことについて、知り得ることができるのでしょうか。この議会の中以外に、このような話を、市民の方には話されているのか。そういった会議も踏まえてですけど、なかったのかどうか、もう一度、確認します。 276 ◯議長(能勢秋吉君) 市長。 277 ◯市長(松下浩明君) 判断するために、相手のことを聞いたりという雑談的なところでは、多少あるかもしれませんけれども、しかし、公の場で、きちんと市民の中で、説明するということは、今のところはありません。  ただ、議会の中で、今の現状を話せるところは、議会の質問の中では、いつもお答えをしております。  そして、また、これが、もう少し煮詰まった段階であれば、しっかりとそこは市民の方にお話をしていくべきだと思っていますので、そういうときが来ましたら、説明をする機会をいただきたいと考えております。 278 ◯議長(能勢秋吉君) 石川議員。 279 ◯8番(石川和久君) 説明するときが来たらということですが、その説明するときが、もう来ていると私は感じているから、この質問をさせていただいているわけです。  これは、その方向性を議会で話したということは、すぐに市民の方に向けて、もう早急に説明をするべきだと思います。その時期というのは、また、教育委員会とお話をされて、準備をしてからということになると思いますが……。  今まで、教育長をはじめ教育委員会が、山武市立小中学校の規模適正化・適正配置基本計画については、平成24年から、山武市学校のあり方検討委員会を立ち上げて、そして、基本計画までつくり上げてきたと思います。もちろん、市民の方の前に出向いて、そして、我々議会にも丁寧に説明をしていただき、進めてきたわけです。  それを変えるわけですから、もちろん、ゼロベースから、また、説明をしていかなければいけない。これは、市長自らが現地に行って、しっかりと説明する必要があると思いますけれども、その辺は、市長はどのように考えているか、お伺いします。 280 ◯議長(能勢秋吉君) 市長。 281 ◯市長(松下浩明君) そのときが来たら、しっかりと説明をさせていただきます。 282 ◯議長(能勢秋吉君) 石川議員。 283 ◯8番(石川和久君) 市長は、選挙で、この計画の反対の声を聞き、立ち止まってということでございます。それは、私たち議会、市民側からしていただくと、声を聞いていただき、非常にありがたい。その気持ちもよく分かります。  しかし、この4年間、この問題について正面から向き合っていたとは、私は、到底思えません。そこに問題があったのかなと思っております。その辺、市長、どうでしょうか。 284 ◯議長(能勢秋吉君) 市長。 285 ◯市長(松下浩明君) 市民の代表である議員の皆様方にお話を申し上げながら、進めていると思っております。  そして、今回も、しかるべきときが来たら、しっかりと説明をさせていただくということでお話をしておりますので、1期4年間の間は、そういうことができなかった。  ただ、議会の皆様方には、お話をさせていただきました。  今は、市街地に建てるだけしか、話せることがございませんので、今後、もう少し検討して、せっかくの機でありますので、そういう機をいただきながら、丁寧に説明をしたいと考えております。 286 ◯議長(能勢秋吉君) 石川議員。 287 ◯8番(石川和久君) 議会に説明ということで、大変ありがたいお言葉でございます。  ただ、こちらから質問をして、お答えをいただいているというような状況が続いております。これから進めていくことは、大変ではございますが、ぜひ、こういう質問の場で、答えを引き出すということではなく、議員の皆さんに丁寧に御説明をして、教育長と教育委員会と、また、しっかりと市長の方向性に向けて進んでいただければと思います。よろしくお願いします。  次の質問に入ります。大きな課題の一つ、人口減少対策でございます。  山武市の人口は、何人でしょうか。6月1日、4万9,341人でございましょうか。  人口減少、少子高齢化対策については、市長の1期目の柱とも言える取組でございました。令和3年第2回定例会でも、私が質問した際に、細かく数字をいただき、人口推移もお聞きし、お話しさせてもらったのですけれども、成果としては、なかなか現れていなかったのではないかということをお話させていただきました。  2期目も、全ての取組は人口減少対策につながるというように、お話されておりましたが、果たして、市長は人口増を目指しているのか、現状維持とするのか、減少の速度を鈍化させたいのか、4年後、どこを目指したいのか、そのビジョンと具体的な政策を伺いたいと思います。 288 ◯議長(能勢秋吉君) 市長。 289 ◯市長(松下浩明君) これまで、人口減少に様々な懸念をいたしまして、先ほど、登壇して、話をしたとおり、政策一つ一つをやっていくことが、全て、人口減対策に当たると私は判断して、やっております。  そして、就任したときには、一番最初に、幹部職員の前で、全ての政策を人口減少対策につなげてもらいたいということで、私はお話をさせていただきました。それが、この全ての政策がということの言葉の流れでございます。それから、新聞に出て、そのようになったと思っております。  やはり、人口減少対策は、本当に必要であります。しかし、自分とすると、特効薬は、なかなか見つからなかった。ですが、職員の意識も、人口減少対策ということで向けることも必要ですし、そういうことで、お話もさせていただきました。  人口が減るということは、地域の活力が下がってしまうということに、直結するようにも思われますので、2期目も、いろいろな政策を打っていきたいと思っております。  今、人口が減る速度を少しでも遅くしたいなどという方向になりつつあります。やはり、人口減少対策ということは大事でありますので、2期目の政策としても、引き続き、そのように取り組んでまいりたい、これは、また自分に課すこともあるということの言葉でございます。 290 ◯議長(能勢秋吉君) 石川議員。 291 ◯8番(石川和久君) 人口減少を緩やかなものにしたいというお考えでよろしいでしょうか。増加ではなく、現状維持ではなく、速度を鈍化させたい、そのような形の答弁なのかと聞こえました。  市長、1期目の当選の目標は、本当にそこだったのでしょうか。人口減対策といえば、これは、全国的な問題であり、簡単に増やすことは、大変でございます。山武市だけでは、なかなか……。よほどの大胆なものを打ち出していかない限りは、厳しいものなのかなと思い、見させていただいていたわけです。  1期目当選の公約、市民に公約したものというのは、本当に緩やかにするための8つの宣言だったのでしょうか。もう一度お伺いします。 292 ◯議長(能勢秋吉君) 市長。 293 ◯市長(松下浩明君) 人口減少対策でございます。市長となって行うことは、初めてでございますので、とにかく人口をということで、そのように思っておりました。 294 ◯議長(能勢秋吉君) 石川議員。 295 ◯8番(石川和久君) 人口減対策、私も、この言葉を、ずっと考えておりました。人口減の対策ということは、増やすのか。はたまた、人口減に対応したまちづくりをしていくのか。様々な意味で、人口減対策という言葉は使われます。もちろん、それは必要です。私も質問をした際に、増やすよりも、高齢化が増えてくる中で、それに対するまちづくりについて、市長はどのような思いをされているのかという質問も、過去にさせていただいております。その中では、市長は、人口減対策ということは、人口を増やす目標でやられていると感じたわけです。  6月8日でしょうか、千葉日報にお隣の芝山町の記事が出されておりました。人口を、現在の7,000人から7,500人に増やす目標を、マスタープランに掲げるような取組をされるという記事を目にさせていただきました。このように、目標を持って取り組むということが大事なのかなと、私は思っております。  なぜ、何回もこのような質問を私はしているのかというと、どこを目指しているかと、前回、言わせてもらったのですけれども、なかなか、目標がない中で、抽象的な目標の中で、人口減と言われても、数字も……。  例えばですけれども、人口ビジョン、総合計画で掲げた、令和47年の四千六百数名でしたか。それよりも、さらに鈍化させるなどという目標があって、取り組まれているのであれば、様々な形で、私も、市民の皆さんも、市長の1期目の政策評価ということができたのかなと思っているわけでございます。それで、このような質問をさせていただいております。  2期目も、もちろん、人口減ということで取り組んでいかれると思うので、それは増やすということではなく、どちらかというと、人口減に対応したまちづくり、そちらの割合のほうが強いと感じますけれども、ここに割合などと言ったら、本当におかしい話ですけれども、その辺を、もう一度、市長のお気持ちをお聞かせください。 296 ◯議長(能勢秋吉君) 市長。 297 ◯市長(松下浩明君) 芝山町のことを例に挙げておっしゃってくれましたけれども、大体、7,500人にしたいということの記事だった気がします。  山武市が合併したときには、6万人弱ということでありまして、1万人ぐらいが減ってきているという中で、市を見ますと、人口が減ってくると、振興というか、地域の力みたいなものが弱まってくるということは、本当に痛感をしております。  また、過疎地域というか、山武市は広いので、その中でも、市民生活のレベルは、当然、維持していかなければいけないというところがあって、なかなか、その辺をどうするかというところでございました。とにかく、人口が減るのを少しでも抑えたいというように思っておりました。  ただ、総武本線など、この近隣を見ますと、やはり、どうしても、山武市が、その割合が高いです。これはどうしてかと、本当に思っているのですけれども、なかなか、その答えは、見つからないところがあったりしております。  しかし、そういう中で、いろいろな取組をしながら、進めていきたい。そして、市のPRもしながら、地域の活性を図っていきたいというところで、1期目は、駆け足のように進んできたわけでございます。  そして、そういった取組を職員とともに進めてまいりましたが、国立社会保障・人口問題研究所のものを見ても、人口がまだ減っていくというところにあります。しかし、いろいろ進めてきたことを、これからもつなげていくことが必要であるということも、当然でございます。  また、新たなまちづくりをするときには、ある意味、少しそういったことをまとめていかなければいけないところもあるかもしれないかなというような……。まだ、なかなか、その辺も自分で整理はできないところはありますが、市を見ながら、しっかりと、今ある、今やっていることを進めながら、また、考え、進めていきたいと考えております。 298 ◯議長(能勢秋吉君) 石川議員。 299 ◯8番(石川和久君) ありがとうございました。  人口増という、なかなか、お言葉が重いというか、出てきませんでしたので、1期目の公約の中で、私は、それを柱だと、それだけの熱意を感じていたところでございますが、非常に残念でございます。分かりました。  質問を飛ばします。  次に、重点施策について伺います。  市長は、本定例会の冒頭において、14項目にわたる重点施策を表明されましたが、これらの施策は、市長の目指す山武市将来像には、極めて重要な政策であると認識しております。  また、昨日の質問でも、多くの質問がありましたので、私からは、行財政改革の抜本的な見直しについて伺います。  本定例会初日の全員協議会では、(仮称)政策調整監を設置をするということの御説明をいただきました。  そこで、副市長からは、行財政改革の抜本的な見直しに必要だというところで強調されていましたので、現在の行財政運営の見直し等は、一体どうされるということなのか、どこら辺りに問題があり、どうしていきたいのか、お伺いしたいと思います。 300 ◯議長(能勢秋吉君) 市長。 301 ◯市長(松下浩明君) 現在の行財政改革に関する御質問でございます。  今後、さらに、厳しい財政事情が見込まれるというように思っております。  その中ですが、市民の皆様にお約束をした政策も進めていかなければいけない。そして、また、複雑化・多様化する行政需要に的確に対応するため、今まで実施してきた取組をさらに強化してまいらなければいけないと考えております。  そのようなことから、一つとして、今まで以上に財源を確保する取組、また、事務事業の見直しも、少しやっていかなければいけない。公の施設の見直しを行いまして、そういう中で、財を生み出す改革を進めなければいけないだろうと思います。  2つ目として、職員が、意欲や能力を発揮できて、そして、組織の向上につながる人材の育成、要するに、職員の育成をしっかりとしていきたい。  3つ目として、事務の効率化を図って、市民サービスの向上を目指す自治体DXは、取り組んでいかなければいけない。足腰の強い持続可能な行政運営ができる体制をしっかりとつくっていく。  これが、私のこれからの4年間、しっかりと取り組んでいくものになろうかと思っております。 302 ◯議長(能勢秋吉君) 石川議員。 303 ◯8番(石川和久君) ありがとうございました。
     今現在でも取り組まれていることに対して、さらにより一層、ふんどしを締め直さなければいけないというような内容だったのかなと思います。  本日は、いろいろと市長に質問をさせていただき、いろいろお話をさせていただき、私のほうでも、しっかりと御協力しながら、また、市長の市政運営に少しでも役に立てるように、日々、努力してまいります。どうもありがとうございました。 304 ◯議長(能勢秋吉君) 以上で8番、石川和久議員の個人質問を終わります。  これで、予定した一般質問は全て終了いたしました。   ──────────────────────────────────── 305 ◯議長(能勢秋吉君) 日程第2 議案第4号ないし議案第7号、議案第10号及び議案第11号を一括議題といたします。  これから、議案に対する質疑を行います。  はじめに、議案第4号について、質疑に入ります。  質疑はありませんか。               (「なし」と言う者あり) 306 ◯議長(能勢秋吉君) 質疑なしと認めます。  これで、議案第4号の質疑を終わります。  次に、議案第5号について、質疑に入ります。  質疑はありませんか。               (「なし」と言う者あり) 307 ◯議長(能勢秋吉君) 質疑なしと認めます。  これで、議案第5号の質疑を終わります。  次に、議案第6号について、質疑に入ります。  質疑はありませんか。               (「なし」と言う者あり) 308 ◯議長(能勢秋吉君) 質疑なしと認めます。  これで、議案第6号の質疑を終わります。  次に、議案第7号について、質疑に入ります。  質疑はありませんか。               (「なし」と言う者あり) 309 ◯議長(能勢秋吉君) 質疑なしと認めます。  これで、議案第7号の質疑を終わります。  次に、議案第10号について、質疑に入ります。  質疑はありませんか。               (「なし」と言う者あり) 310 ◯議長(能勢秋吉君) 質疑なしと認めます。  これで、議案第10号の質疑を終わります。  次に、議案第11号について、質疑に入ります。  質疑はありませんか。               (「なし」と言う者あり) 311 ◯議長(能勢秋吉君) 質疑なしと認めます。  これで、議案第11号の質疑を終わります。  以上で議案質疑を終了します。   ──────────────────────────────────── 312 ◯議長(能勢秋吉君) 日程第3 常任委員会議案付託を議題とします。  議案第4号ないし議案第7号、議案第10号及び議案第11号の6議案については、お手元に配付の議案付託表のとおり、それぞれの常任委員会に付託いたします。  また、議案付託表に誤りがあった場合は、議長が処理することに御異議ありませんか。              (「異議なし」と言う者あり) 313 ◯議長(能勢秋吉君) 御異議なしと認めます。   ──────────────────────────────────── 314 ◯議長(能勢秋吉君) 日程第4 常任委員会請願付託を議題とします。  本定例会までに提出された請願は、既に配付の請願文書表のとおり、請願第1号及び請願第2号の2件であります。  これより請願を付託いたします。  請願第1号及び請願第2号を、請願文書表のとおり、文教厚生常任委員会に付託いたします。  なお、各常任委員会の開催については、議案付託表に併記の常任委員会開催一覧表により、開催日の通知といたします。   ──────────────────────────────────── 315 ◯議長(能勢秋吉君) 以上をもちまして、本日の日程は終了いたしました。  次の会議は、6月21日、定刻までに御参集願います。  本日はこれにて散会といたします。御苦労さまでした。               午後 2時12分 散会 Copyright © Sammu City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...